まさかの「どら焼き」登場
そんな香港すき家に、信じられないメニューがある。「生銅鑼焼」「宇治抹茶生銅鑼焼」どら焼きだ。
宇治抹茶生銅鑼焼は外皮は抹茶を練り込んだ深みのある緑色のどら焼きだ。
通常のどら焼きと抹茶味があるが、ガジェット通信ではお馴染みのクドウさんが先行して通常の生どら焼きを食べていたので、私は抹茶味を現場で食べてみた。
牛丼屋でどら焼き、日本ではまず考えられない組み合わせだが、香港の店内にそれは確かに存在する。
見た目はシンプルながら、ふんわりと焼き上がったどら焼きを開くと、中にはクリームとあんこがぎっしり。クリームの軽やかな甘さとあんこのコク、そしてどら焼きの皮のほのかな甘味が重なり合う、実に甘美な一口だ。
「異国で24時間、しっかりどら焼きが食べられる」そのすき家の完成度に驚きを隠せなかった。香港で、しかも牛丼チェーンで、これほどの本格的などら焼きがカフェスタイルで食べられるとは、誰も予想しなかったことだろう。
アールグレイティーとの黄金コンビ
そして特筆するべきはお茶にある。どら焼きの魅力をさらに引き立てるのが、香港すき家でオーダーできるお茶だ。宇治抹茶味のどら焼きを宇治抹茶で味わうことができる抹茶x抹茶という選択肢もあるが、中でも注目したいのが紅茶だ。
店内には専用の告知ポスターが掲示されており、木のスプーンに乗ったアールグレイの茶葉と、アンバー色に輝くアイスティーのグラスが印象的なビジュアルで紹介されている。そう、「すき家特製アールグレイティー」だ。
ベルガモットの柑橘系の華やかな香りと、茶葉本来のやさしい渋みが特徴のアールグレイは、甘いどら焼きと組み合わせたときに驚くほどの相性を発揮する。
クリームとあんこの甘さをアールグレイの香りがすっと洗い流し、次の一口がまた食べたくなる、まさにティータイムの完成形だ。
すき家はお茶文化の発信にも積極的で、日本本国では2026年3月にケニア産フェアトレード紅茶を使用した「アールグレイティーレモネード」を発売。
https://www.sukiya.jp/news/Press_sukiya_20260310_lemonade.pdf
ベルガモットの香りとグリーンレモンの果汁・果肉を組み合わせた、すき家ならではの一杯として話題を集めている。香港でどら焼きとともに楽しむアールグレイティーは、そうしたすき家のお茶へのこだわりの延長線上にあるのだろうか。何にせよすき家に紅茶という違和感、牛丼と紅茶という違和感を感じつついただくアールグレイティーは完成度が高く、実に美味しい。
