排卵痛は生理痛やPMSと比べるとまだ認知度が低いため、周りからの理解が得られず悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
排卵痛は病気ではありませんが、下腹部の痛みは別の病気が原因の可能性も。
痛みを無視せず、正しく対処できるようにしましょう。
今回は排卵痛について、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。
その下腹部にくるズキッとした痛み、排卵痛かも。
排卵痛とは、排卵時に感じる下腹部の痛みのことです。
卵巣から卵子が放出されるとき、卵巣内の液体や少量の血液がおなかの内部に流れ込むことがあります。
それが腹膜を刺激することで排卵痛が起こるのです。
痛みの感じ方や程度は人によりますが、ズキっとした軽い痛みが、数時間〜2日続くのが一般的です。
また、排卵痛は排卵が起こる方の卵巣で起こるため、下腹部の片側に痛みを感じることが多いとされています。
排卵期をラクに過ごす、やさしいセルフケア3つ
排卵期は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に変化する ことで、からだに不調があらわれやすい時期です。
頑張りすぎず、セルフケアでからだをいたわってあげましょう。
骨盤周りを温めて血流を促す
排卵痛は腰回りを温め、血行をよくすることで痛みが和らぐことがあります。外出先では、腹巻きやカイロなどで腰回りを温めるのが◎。
家に帰ったら、ぬるま湯で半身浴をするのがいいでしょう。
そのほか、温かい飲み物か常温の飲み物を選び、日頃からからだを冷やさないよう意識するのも大切です。
軽いストレッチで骨盤周りをゆるめる
排卵痛対策には、骨盤周りの筋肉をほぐすストレッチもおすすめです。仰向けになり両ひざを立て、左右交互にゆっくりと倒す「ひざ倒しのストレッチ」は、骨盤周りの筋肉をほぐし血流の改善が期待できます。
自分の体調や体力と相談し、無理のない範囲で行いましょう。
市販の痛み止めは正しく使う
痛みがつらいときは薬に頼るのも賢い選択です。排卵痛には、生理痛用の薬が効きますが、用法・用量には気をつけて。
たとえば、アセトアミノフェンは副作用が少ないですが、ロキソプロフェンやイブプロフェンは副作用が強いため、胃を痛めてしまうことがあります。