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ヘビメタ、バイク、阪神愛…高市早苗が「日本初の女性首相」になるまでの異色すぎる半生【歴代総理とっておきの話】

ヘビメタ、バイク、阪神愛…高市早苗が「日本初の女性首相」になるまでの異色すぎる半生【歴代総理とっておきの話】

首相官邸HPより

永田町取材歴50年超の政治評論家・小林吉弥氏が「歴代総理とっておきの話」を初公開。今回は高市早苗(上)をお届けする。

名門女子高から神戸大へ――若き日の高市早苗

昨年10月4日に実施された自民党総裁選の決選投票で、時に高市早苗前経済安全保障担当相が“逆転”で小泉進次郎農水相(当時)を破り、初の自民党女性総裁の座に就いた。かつて東京都の小池百合子知事や野田聖子元総務相らが、女性の昇進を阻む「ガラスの天井」に挑んできたが、これを高市が初めて突き破ることに成功したのである。

ところが、その後は自民党内のゴタゴタに対し、公明党が「自民党には“政治とカネ”問題を是正する気がない」として、それまでの26年間に及ぶ自民党との連立を解消。国会の首班指名選挙が延び、じつに総裁就任から2週間以上たった10月21日の臨時国会で、ようやく第104代の首相に就任したといった異例、いわく付きの政権誕生でもあった。

しかも、この高市は一方で「ヘビメタ首相」の“異名”を持ち、高校生の頃からハードロックに傾倒して自らドラムを叩き、神戸大学経営学部時代にはヘビーメタルバンド「ルイ」を結成、本格的にバンド活動に打ち込んだという異色の経歴の持ち主なのだ。

また、バンド活動以外でも多趣味で鳴り、高校時代からオートバイに熱中して、カワサキ「Z400GP」やスズキ「GSX400S KATANA」などの名車を乗りこなし、大学近くの裏六甲の山道をブッ飛ばしていたとされている。

さらに、スポーツ観戦も趣味で野球は「阪神愛」にあふれ、毎朝の洗顔のときに佐藤輝明のタオルを愛用するほどのファンらしい。

「畝傍高校時代はドラムを叩いていたが、基本は真面目だったようだ。ハジケたのは神戸大に入ってからで、ロングヘアにピンクのメッシュを入れていたこともある。また、学費を稼ぐためにスナック勤め、コンパニオンなどのアルバイトにも精を出し、大いに青春を謳歌していたと思われる。一方で大学時代に『松下政経塾』の塾生募集を知り、そこから国家、国民のために尽くすという生き方に目覚めたといわれている」(政治部記者)

歴代総理とっておきの話】アーカイブ


落選、無所属、自民入党拒否…知られざる下積み時代

松下政経塾は、松下電器産業(現・パナソニック)創業者の松下幸之助が、リーダー育成を目指して設立した。中道改革連合の野田佳彦元首相、日本維新の会の前原誠司元外相も、この政経塾出身である。

平成11(1999)年、その政経塾出身の国会議員たちが『21世紀・日本の繁栄譜』(PHP研究所)という本を出版し、当時、2回生議員だった高市も、これに一文を載せている。

ちなみに、高市は昭和62(1987)年、政経塾からアメリカ連邦議会に政策立案や調査に携わるフェローとして派遣され、2年後に帰国。政経塾を卒業後、間もなくキャスターとして大橋巨泉などの番組に出演した。そして、このテレビでの人気を借りて、平成4(1992)年の衆院選に無所属で出馬も落選。しかし、翌年の衆院選で初当選を飾った。

自民党からは、無所属出馬で自民候補に敵対した経緯もあり、当初は入党を断られていたが、初当選から3年目にようやく入党が許され、今日に至っている。

さて、前出の本である。高市の一文は、平成22(2010)年10月に自分が首相となり、その後の組閣で「重要ポストの経済産業大臣には1年生議員を起用する」といった常識を覆す人事を行う“夢”などが描かれている。併せて「高市政権」が実現した場合の方向性については、自分たちの憲法を作り上げるとして、憲法改正などを掲げた「5本柱」を挙げている。

配信元: 週刊実話WEB

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