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昇進した彼女の名前を、お祝いメールにあえて書かなかった。僕が選んだ伝え方

昇進した彼女の名前を、お祝いメールにあえて書かなかった。僕が選んだ伝え方

僕の都合が、彼女を不安にさせていた

けれど、いざ伝えようとすると、言葉がうまくまとまりません。気の利いた一言を探しているうちに、何日も過ぎていきました。そのあいだに、彼女の様子が変わっていきました。

業務の連絡はそっけなくなり、目も合わせてくれなくなったのです。そこでようやく気づきました。自分の気持ちを大切にしているつもりで、僕は彼女を置き去りにしていたのだと。

お祝いされるはずの日に、たった一人だけ名前を呼ばれなかった彼女が、どんな気持ちでいたか。考えが及んでいなかった自分が、情けなくなりました。

そして...

これ以上、彼女を待たせてはいけない。僕は短いメッセージを送りました。

「昇進、おめでとう。みんなと一緒に送るのは、どうしても嫌だったんだ。」

飾った言葉も、気の利いた一言も、結局なにも見つかりませんでした。それでも、自分の口で伝えられたことだけは、よかったと思っています。名前を書かなかった理由を、彼女はどう受け取っただろう。確かめるのが少し怖くもあります。

それでも次に会えたら、今度こそ遠回りせずに、まっすぐ「おめでとう」と伝えたい。そう思いながら、僕は返信を待っています。

(30代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

配信元: ハウコレ

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