後付けに聞こえた理由
在宅で働く私にとって、机は一日の大半を過ごす場所です。その机だけが、二人の部屋のはしに追いやられている。けれど彼の説明は、自分のいい場所を取ったことへの理由づけにしか思えませんでした。数日たっても気持ちは晴れず、私は思いきって「私のこと、後回しにした気がしたんだ」と打ち明けました。彼は口を開きかけて、ペンを置きました。
そして...
次の休みに、彼はもう一度図面を広げてくれました。机の場所そのものは変わりませんでしたが、今度はその四角を、私が自分の手で描き入れました。机ひとつの位置で、ここまで気持ちが揺れる自分が不思議でした。それでも、置き場所そのものより、相談なく決められたことのほうが、ずっとこたえていたのだと、今はわかります。
(20代女性・Webデザイナー)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
