暑い季節になると、毎日のように使う氷。「冷凍庫に入っているから、ずっと使える」と思っていませんか?実際、氷そのものが腐ることはありません。しかし、時間が経つと風味やおいしさは少しずつ変化します。さらに、家庭で作る氷とコンビニやスーパーで販売されている食用氷では、おいしさを保つポイントや保存時に気を付けたいことも少し異なるのです。
「冷凍しているから安心」と思われがちな氷ですが、その違いを知っておくだけで、毎日の一杯がもっとおいしく感じられるかもしれません。
家庭の氷に「賞味期限」はある?
家庭で作った氷に、食品のような賞味期限や消費期限はありません。ただし、長く保存していると、冷凍庫内の食品のにおいを吸着したり、表面に霜が付いたりして、風味や口当たりが少しずつ損なわれることがあります。
氷は周囲のにおいを吸着しやすいため、魚や冷凍食品など香りの強い食品の近くで長期間保存すると、飲み物の風味に影響することも。また、自動製氷機の給水タンクや製氷皿が汚れていると、水そのものに問題がなくても、氷の味やにおいが変わる原因になります。安全性が急に失われるわけではありませんが、おいしく楽しむためには、古い氷から使い切り、作り置きをしすぎないことがおすすめです。
市販の氷は何が違う?
コンビニやスーパーで販売されている食用氷は、衛生管理された環境で製造され、袋に密封された状態で販売されています。そのため、未開封で適切に保存していれば、家庭の氷よりも冷凍庫内のにおい移りや乾燥の影響を受けにくく、保存状態を保ちやすいのが大きな特徴です。
一方で、袋を開封すると状況は変わります。空気に触れることで、家庭の氷と同じようににおい移りや乾燥が起こりやすくなります。つまり、市販の氷は「未開封の間は保存状態を保ちやすい」ことが特徴ですが、開封後は家庭の氷と同じように扱うことが大切。袋の口をしっかり閉じ、できるだけ早めに使い切りましょう。
