神社に入る前に確かめたい「3つのサイン」
では、注意したほうがよい神社は、どのように見分ければよいのでしょうか。
特別な霊感がなくても確認できる目安として、「視覚」「嗅覚」「自分の感覚」という3つのサインがあります。
一つ目は、視覚です。
神様ではない存在が居ついている神社は、境内や社殿が妙に薄暗く見えることがあります。
もちろん、天候や時間帯、木々の生い茂り方によって暗く見えることはあります。しかし、そうした物理的な暗さとは違います。
早朝でも昼間でも、真夏の晴れた日であっても、なぜか境内全体が重く、沈んで見えるのです。単に日陰が多いというより、不気味さをまとった暗さといったほうが近いでしょう。
二つ目は、嗅覚です。
社殿の近くや境内で、理由のわからない不快な臭いを感じることがあります。
ジメジメしたカビのような臭い、生乾きの洗濯物のような臭い、あるいは腐った卵を思わせる臭いです。
もちろん、排水や落ち葉、動物など、現実的な原因がある場合もあります。それでも「ここに長くいたくない」と感じるほど嫌な臭いがするなら、無理に進まず、その場を離れたほうがよいでしょう。
三つ目は、自分自身の感覚です。
「理由はわからないけれど、近寄りたくない」
「なんだか怖い」
「ここには入りたくない」
神社に入る前や、鳥居をくぐった瞬間に、そうした違和感を覚えることがあります。
その感覚を、「気のせいだ」「せっかく来たのだから」と押し切ってしまう人もいるでしょう。
しかし私は、理由のわからない違和感ほど、大切にしたほうがよいと考えています。
私自身、ある神社を訪れたとき、境内に入る前から「なんだか気持ちが悪い」と感じたことがありました。
それにもかかわらず、「ここまで来たのだから中を見たい」「動画を撮影したい」という気持ちを優先し、その感覚を無視してしまいました。結果的に、その判断は間違いでした。
神社を前にして嫌な感じがしたら、無理に鳥居をくぐる必要はありません。
引き返しても失礼にはあたりませんし、参拝しなかったからといって、罰が当たるわけでもありません。
神社は、どこも同じではありません。
だからこそ、「神社なのだから大丈夫」と思い込まず、境内の様子や臭い、自分の心と体が発しているサインを丁寧に確かめてください。
どの神社で祈るかを慎重に選ぶこと。それが、神様とよいご縁を結ぶための第一歩なのです。
文/あらかし時雨 写真/Shutterstock
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