新世代の機動力! ワイヤーアクションの爽快感
実際にコントローラーを握って最も驚かされたのは、「これまでにない圧倒的な機動力」です。ベルモンド一族といえば、シリーズ伝統の聖なる鞭「ヴァンパイアキラー」による重厚な立ち回りが印象的ですが、本作のローズは非常に軽快です。
その象徴となるのが、光のムチを用いたワイヤーアクションです。マップの各所に設けられたリングに引っ掛けて勢いよく飛び回り、広大なステージを自在に駆け抜けることができます。
さらに、このムチは移動だけでなく、「自分の身体を敵側に引き寄せ、一気に距離を詰めて連撃を叩き込む」といった、アグレッシブなバトルスタイルを可能にしています。
また、スライディングで敵の足元を鮮やかにすり抜けたり、バックステップからの派生攻撃を繰り出したりと、一瞬の判断が勝敗を分ける戦略的なバトルシステムへと進化しているのも特徴です。
広大なマップ探索と豊富なカスタマイズ
これまでのシリーズ作の多くは、暗澹(あんたん)とした「悪魔城」のなかを探索する場面が多かったですが、本作では「15世紀のパリの街」を広く探索できる点が大きな特徴です。
スタート地点となるセーヌ川岸から始まり、災禍によって火の手が上がるパリの市街地、魔物がうごめく妖しげな地下通路など、エリアごとに異なるテーマカラーや特徴的なギミックが配置されています。もちろん、「壁を壊すと隠しアイテム(隠し要素)が出てくる」といった、本シリーズおなじみの要素もしっかりと仕込まれており、探索の手が止まりません。
こうした探索を豊かにするのが、充実した育成・カスタマイズシステムです。ローズの初期武器は、バックステップやスライディング直後の攻撃で火力がアップする特性を持つロングソードで、ゲームでは全7種類もの武器カテゴリーが存在します。
今回の試遊で体験した範囲では、攻撃を連続で当てるほどに与ダメージが上昇する籠手(こて)や、一撃必殺のチャージ攻撃が可能な大剣などが手に入りました。ここに多種多様な効果を発揮する「魔法(スペル)」や「魔導器」といった装備要素も加わり、プレイヤーの好みに応じた戦い方を模索するカスタマイズ性が盛り込まれています。
マップに点在する「鏡」がセーブ・体力回復・ポーション補充の拠点となっており、じっくり腰を据えて広大なマップの隅々まで冒険を繰り広げていきます。探索型アクションゲームとしての完成度は、極めて高いと感じました。また、プレイヤーの体力や被ダメージ量などを調整できるカスタムモードも実装されており、「アクションゲームが苦手」といった方でも難易度を調整して楽しめる工夫がなされています。
