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エアコン「エオリア」のマザー工場を公開!10年使うための厳しい試験でパナソニック・クオリティーを実現

エアコン「エオリア」のマザー工場を公開!10年使うための厳しい試験でパナソニック・クオリティーを実現

●高品質を保つ無響室と住環境試験室


 ここからは公開された草津工場(C22棟)の試験室や製造ラインをみていこう。まず1階にある自然冷媒(R290)の新しい性能評価に対応した試験室だ。落差や落下、振動、傾斜衝撃、制御実験、EMC(電気的なノイズ)、大能力(フルパワー時の冷暖房能力)、無響室、新性能評価エミュレーター、住環境の試験が行える。見学できたのは、無響室と住環境試験室だ。
 無響室はエアコンから出る騒音を可視化し、騒音がどこから出ているのかまで特定できる。静かさを表す指標である「暗騒音値」が5.0dB(A)で世界トップだという。通常は約18dB(A)というから、かなりの高性能だ。
 室内機用と室外機用と同じ構成で、床、天井、壁の四方を吸音材で囲っている。試験室ではエアコンの弱モードの運転をしていたが、運転音はほとんど聞こえなかった。しかし運転を止めると、さらに静けさが深まった。
 住環境試験室では、部屋の冷え方や暖まり方を評価する。幅4.5×奥行き7.2×高さ2.5mの空間に、温度と風速を測るセンサーを等間隔で張り巡らしている。センサーの計測設置個所は室内温度で567点、風速で60点ある。温度や風速分布を広範囲で可視化し、その変化をリアルタイムで3D表示する。
 部屋のサイズや間取りは、L字や2部屋などに設定できる。床にある白いラインに沿って壁を設置する形なので、自由度は高い。住宅のタイプも、昭和や平成の一般住宅から、令和の最新のZEH住宅の空調快適性を評価できる。
 見学した試験室は、高性能住宅を想定したもの。日中から夜間の外気温の推移を再現できる。温度は-30℃~55℃の調整が可能だ。また、換気負荷や熱負荷も、時間的な変化を計測できる。さらに、除湿や霜取り運転時のドレン水も計測できる。見学では、夏場を想定した外気温35℃の設定だった。

●エアコンの心臓部である熱交換器の製造ライン


 次に工場内の製造ラインをみていこう。エアコンの心臓部である熱交換器の製造工程は、拡管、乾燥、ベンド挿入、ロウ付け、EVAカット、防汚まであり、各工程で搬送やマテハン、治具セットなどを自動化した。作業員4人の削減につながったという。
 熱交換器の材料は、銅管のヘアピン、端を抑えるエンドプレート、ヘアピン同士をつなぐリターンヘッド、ヘアピンを固定するアルミフィンプレートがある。
 機種にもよるが1台で約600枚のアルミフィンを積載し、銅管をつなげて熱交換器をつくる。拡管機では、熱交換器をセットしてスタートすると、先端に鋼球がついた鉄の棒が配管に入っていく。鋼球が配管を広げながらアルミフィンと密着させていく。
 次にパナソニックの独自技術である「ホコリレスコーティング」と自動洗浄。熱交換器の表面(アルミフィン切断面)に特殊なコーティングを施してつるつるにし、運転中に自然発生する水で、カビの栄養源となるホコリを洗い流す機能だ。
配信元: BCN+R

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