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中国人も「絶対飲むな」と言う北京名物『豆汁』が激マズ! でも、食べ歩いてみたら1つウマイ豆汁グルメを発見した話

中国人も「絶対飲むな」と言う北京名物『豆汁』が激マズ! でも、食べ歩いてみたら1つウマイ豆汁グルメを発見した話

・豆汁を食べ歩いた私の感想

確かに、私が豆汁を飲む時、周りに人が集まってきていた。店の人はもちろん通りすがりの人でさえみんなめっちゃ良い笑顔をしていたし、そういう意味では私は大分北京民を楽しませることができたに違いない。

とは言え、飲む度に鮮烈にマズさを塗り替え続ける豆汁の味。ブッチ豆汁評論家は「まろやか」とか「炭酸がある」とか言ってるけど、もはや違いとか分からん。ただただ辛い。そんな感じで6店舗を食べ歩いたところ、驚くべきことに私でもウマイと感じる豆汁グルメがたった1つだけあった。それが……

『尹三豆汁(インサンドウジー)』の豆汁ソフトクリームである。臭みや酸味がほとんどなく抹茶ソフトみたいなクリーミーな甘みが支配していた。食べた瞬間、一体何が起こったのかと逆に混乱するくらいに普通のソフトクリームの味がする。

豆汁ソフト全般がこういう味づくりかは責任が持てないが、『尹三豆汁』の豆汁ソフトクリームだけはまた食べてもいい。それほど口当たりが優しく食べやすかった。

・不可解な感情

たくわんが濃縮されたような香りもしないし、生臭さも猛烈な酸っぱさもない。そう、問題なくウマイ。だが、その豆汁ソフトクリームを食べれば食べるほど、ある不可解な感情がむくむくと自分の中に湧き上がってくるのを感じた。その感情とは……

「こんなキャッチーな味は豆汁じゃない」という気持ち。豆汁を飲みすぎたせいだろうか? 豆汁と聞くと、あの強烈なパンチを期待する体になってしまったのである。恐るべし、豆汁。

なお、『尹三豆汁』は、豆汁ながらミシュランにも選ばれている店。しかし、だからと言って豆汁が特別癖のない味ということではない。通常の豆汁も飲んでみたところ、豆汁らしさ全開のキツイ味でちゃんとマズかったからだ。クー! コレコレェェェエエエッ!!

その目が覚めるようなマズさがなくなるとなぜかちょっと寂しい豆汁。ウマイとかマズイ以上に可愛げを垣間見たのであった。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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