●フルーツ王国・山梨 八ヶ岳暮らしで季節の味を楽しむ
原稿執筆時の6月下旬が食べ頃なのはさくらんぼ。さくらんぼというと山形県というイメージですが、実は山梨県も名産地。生産量は全国3位なんですよ。
続いて旬になるのがブルーベリー。北杜市には観光ブルーベリー農園がたくさんあって、ブルーベリー摘みの体験もできるんです。農園ではいろんな種類の食べ比べもできます。なんとなく「ブルーベリー」とひとまとめにしていますが、実はいろんな品種があるんですよ。
味だけでなく大きさもさまざま。チャンドラーという品種はなんと500円玉サイズという巨大なブルーベリー。一口で食べきれない。かじりつくブルーベリーという珍しい体験もできます。
僕のお気に入りは、北杜市にある「OTTO*MONTEブルーベリーガーデン」というところ。摘みたてブルーベリーを乗せたオリジナルのタルトケーキも食べられます。味が濃い品種、ちょっと酸味がある品種。あれこれ乗せてみるのが楽しいです。
ブルーベリーに続いて、桃の季節が始まります。山梨県の桃生産量は全国1位。フルーツ王国・山梨の代表選手ですね。高級フルーツ店でもよく見かけます。
とはいえ、あんな値段ではとても手が出ません。道の駅や直売所に行けば、もうちょっとお手頃な桃も出回っています。少しサイズが小さかったり。場合によってはB級品がお得に出ることも。
B級品でも味は変わりませんから。自分で食べるなら安いに越したことないですし。僕は積極的に直売所でB級品を選んでいます。完熟した桃もおいしいですが、実はそこまで熟す前、まだ少し硬さが残る桃もおいしいんですよ。ちょっとリンゴみたいな食感です。
とはいえ、桃はちょっと高級品。直売所で探しても普段のデザートにはちょっとお高いものです。そこで僕がおすすめするのがスモモ。実は山梨で暮らすようになるまではあまり食べていませんでした。
だって、何となく酸っぱいイメージがありますもんね。スモモっていうくらいですから。でも山梨のスモモはすごく甘くてジューシー。値段も手頃なので気軽に食べることができます。この季節の山梨に来るなら、桃だけでなくスモモもぜひ試してください。
●七輪で焼くトウモロコシもおいしい! ヤングコーンもおすすめ
フルーツではないのですが、トウモロコシもおすすめです。「甘々娘」という品種が人気で、その名の通り、とっても甘いんです。なんと糖度は15前後。これってマンゴーや巨峰なみなんですよ。
そんな甘いトウモロコシをおいしく食べるなら、皮ごと焼くのがおすすめです。皮があることで蒸し焼きになるので、焦げることもなく甘く焼けます。七輪で焼くとBBQ気分も盛り上がっていいですよ。
そして特におすすめなのがヤングコーン。その名の通り、育つ前のトウモロコシです。よく缶詰でベビーコーンの水煮が売られていますが、あれとは違って見た目は完全にトウモロコシです。
もともとは本命のトウモロコシを大きく育てるために途中で間引いたもの。でもこれが柔らかくておいしいのです。最近はむしろヤングコーンを選んで買うくらいお気に入りです。
ヤングコーンはまだ柔らかいので芯ごと食べられます。それだけでなく、皮もヒゲも食べられるんです。むしろこのヒゲがおいしい! 皮は外側の1、2枚だけ剥いたら残りは丸ごと焼いたり、油で揚げるのがおすすめ。ヒゲがこんなにおいしいんだ! というのは驚きですよ。

