番組制作ではテレビ放送用と配信用の2種類を納品?!
ここまで話を聞いていると、番組制作をする場合にはテレビ放送用と配信用の2パターンを作らなければならない場合が多いのかなと思うのですが……
「あとは放送するだけ、という状態まで完成させたものを“完パケ”と言いますが、確かに地上波とTVerでは、別バージョンの完パケを納品します。地上波用の完パケは放送局内の担当部署へ。配信用の完パケは、社内でTVer側と連携を取っている部署に納品します」(A氏)
この時、サムネのデータや概要欄に記載する文章も一緒に納品するといいます。映像だけでなく、BGMとして流れている楽曲にも権利的に配信で流せないものがあるため、番組に音楽や効果音をつけてくれる「音効さん」というお仕事の方や番組のADさんが漏れなくチェックして、配信用の完パケではフリー音源に差し替えているのだそう。配信というものが登場し、テレビ番組の制作ではやらなければならないことがかなり増えたのですね。
これまで「権利の都合上お見せすることができません」と出るとがっかりしてしまっていましたが、今後は「色々な事情があるんだな……」と温かい気持ちで待つことができそうです。
文/松本果歩
