・初遭遇
行列などはなく並ばずそのまま入館することができたけど、中に入ると、ガラス壁前の人だかりに人気を感じる。その人だかりでパンダの姿はまだ見えないのだが、人垣の間から覗いてみたところ……
めちゃめちゃ後頭部が見えた。
ガラス側の壁にもたれかかっているパンダ。ぬいぐるみじゃないよな? そう疑ってしまうくらいに微動だにしない。毛並みの良さがぬいぐるみっぽさに拍車をかけている。
・油断
なんとか顔が見えないだろうか。そう思って檻の前でできうる限りの角度をつけて見てみると……
風呂にでも入ってるかのようだ。遠くを見る表情は未来を憂いているようにも見えるし、ただ油断しているだけにも見える。
それにしても、熊だったら動物園で寝てることはあってもガラスにもたれて座るレベルでこちらに後頭部を晒し続けてることはあまりないように思う。隙だらけだ。食肉目クマ科の猛獣の後頭部をこの近さと角度で見たの初めてな気がする。
