最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
〈人気ラーメン店が1年3カ月で閉店〉原因は「味」でも「売上」でもなく…名店「渡なべ」のベテラン店主が明かした“想定外の敵”

〈人気ラーメン店が1年3カ月で閉店〉原因は「味」でも「売上」でもなく…名店「渡なべ」のベテラン店主が明かした“想定外の敵”

「失敗」で終わらせない…閉店から始まる次の一杯

ラーメン店の閉店というニュースだけを見れば、「失敗」という言葉で片付けられてしまうかもしれない。

しかし、「札幌 六坊」の物語は、それほど単純ではない。人気メニューを専門店へ昇華させ、多くのファンを獲得しながらも、札幌ラーメン特有の油煙という思わぬ壁に直面した。

24年の経験を持つ店主でさえ、「まだ知らないことがあった」と認めるほど、ラーメンという世界は奥深い。

そして、その経験を糧に、新たなブランド「ROKUBO TOKYO」が生まれようとしている。

取材を終えて感じたのは、樹庵さんは閉店の話をしているようで、その実、未来の話をしていたということだった。

「24年間やっていても、まだ学ぶことがある」

その言葉を口にした時の表情は、ベテラン職人というより、新しいラーメンに出会った若い作り手のように生き生きとしていた。

「札幌 六坊」は幕を閉じる。だが、この1年3カ月が渡辺樹庵さんにもたらしたものは、決して小さくない。失敗ではなく、次の一杯をもっとおいしくするための経験。

そう考えれば、「札幌 六坊」の物語は、ここで終わりではない。「ROKUBO TOKYO」という新しい挑戦から、その続きが始まる。

取材・文・写真/井手隊長

提供元

プロフィール画像

集英社オンライン

雑誌、漫画、書籍など数多くのエンタテインメントを生み出してきた集英社が、これまでに培った知的・人的アセットをフル活用して送るウェブニュースメディア。暮らしや心を豊かにする読みものや知的探求心に応えるアカデミックなコラムから、集英社の大ヒット作の舞台裏や最新ニュースなど、バラエティ豊かな記事を配信。

あなたにおすすめ