
【G-SHOCKの最高傑作か】18年ぶり超絶進化!グラビティマスター新作が凄い。開発者が語る「GWR-B3000」最新ムーブメントの衝撃の画像一覧
7月10日に発売を開始したG-SHOCK「GRAVITYMASTER(グラビティマスター) GWR-B3000」。なんと18年ぶりという大幅進化を果たした「TOUGH MVT. 2(タフムーブメント2)」をはじめ、カシオの技術開発力が集約されたプロユースの最高峰モデルです。空の領域で活躍する視認性や機能性、耐久性を備え、「MASTER OF G」の名を冠するにふさわしい性能を誇ります。今回、その圧倒的な進化の全貌を探るべく、開発を担当したお二人に直接お話を伺ってきました!
18年ぶりの超絶進化!空の最強時計「グラビティマスター」新作の3大ポイント
進化のほどを探るべく、「GWR-B3000」を開発した小島一泰さんと黒羽晃洋さんに話を聞いてきました!
小島一泰さん(メイン写真左)/カシオ計算機 時計事業部 商品企画部 第一企画室 チーフ・プランナー
黒羽晃洋さん(メイン写真右)/カシオ計算機 時計事業部 商品企画部 第三企画室

G-SHOCK
グラビティマスター
左)GWR-B3000A-2AJF ¥126,500(税込)
中)GWR-B3000B-8AJF ¥137,500(税込)
右)GWR-B3000-1AJF ¥110,000(税込)
ケース径47.3mm、20気圧防水、タフソーラー
過酷な環境で任務にあたるプロフェッショナルの使用を想定した「マスター オブ ジー」シリーズ。陸・海・空、それぞれの現場にふさわしい性能を発揮するモデルが展開されていて、今作「グラビティマスター GWR-B3000」は空領域に活躍する視認性や機能性、耐久性を備えたもの。電波ソーラーを備えたフラッグシップ機としては、7年ぶりの新作です。
小島「今回のコンセプトは、『SUPERSONIC -音速の壁を超えて-』。超音速飛行には極限の圧力と振動に耐える構造強度と精密な空力設計が不可欠で、それを可能にしたジェット機の圧倒的なパフォーマンスと、挑戦する姿勢に着想を得ました。主に3つの進化ポイントがあるんです」
その3つのポイントとは、
1.「TOUGH MVT. 2(タフムーブメント2)」
2.デュアル中空構造
3.光の反射を抑えるマットダイアル
で、いずれもG-SHOCK初とのこと。じっくり教えてもらいました。
【進化1】18年ぶりに刷新!「タフムーブメント2」が衝撃と磁気を無効化
最も大きな改良点は、ムーブメントの刷新にあります。
小島「『タフムーブメント2』を開発しました。従来の性能をベースに、衝撃検知付き針位置自動補正機能と磁場検知機能を新たに搭載しています」
衝撃検知付き針位置自動補正機能とは、時計に加わる衝撃をLSI(時計内部に搭載された制御用集積回路)で瞬時に検知し、針ずれを補正するもの。G-SHOCKは強い衝撃を受けてもモジュール内部が壊れにくいタフネス構造であるものの、衝撃による針ずれまでは阻止できません。「タフムーブメント2」は衝撃によるずれをLSIで検知し、適正に自動補正する機能を備えたのです。
黒羽「通常はモーターに電圧をかけて内部のローターを動かし、針を進めます。ところが強い衝撃を受けると、反対にローターが外から動かされ、電圧が発生します。その電圧を検知し、針位置の確認と補正を行う仕組みを取り入れたのです」
もうひとつの磁場検知機能は、磁気帯びによる精度の悪化を防ぐ新たな対策です。
黒羽「針は磁石のローターを使って動かされているのですが、外部から強い磁石が近づくとローターが引っ張られ、正常に針が動かなくなってしまうんですね。そこで磁場を検知する専用センサーを搭載し、磁場が強い間は、時計が意図的に運針を停止するようにしました。一方、内部では経過時間を数え続けていて、磁場が収まって安全な環境に戻ったことを確認すると、停止していた分だけ針を進めて正しい時刻表示に復帰するんです」
詳しくは下の動画をご覧ください。
強力なネオジム磁石を近づけるやいなや、秒針は39秒のところでストップ。ちょっとしてから磁石を遠ざけると、瞬時に正しい時刻に復帰するのがわかります。これでマグネット付きのバッグやスマホを所持していても、気兼ねなく扱えるようになります。
小島「外からの影響、社内では『外乱』と呼んでいますけども、そういったものに対する耐性を高めて、精度への絶対の信頼性を高めました。ムーブメントを耐磁板で覆うのではなく、センサーで状況を判断して動きを制御する。カシオらしい方法だと思います」
