■ 絶頂期に訪れた「突然の転落」──シャ乱Q・しゅう氏の波紋
1998年、ミリオンセラーを連発し時代の頂点にいたシャ乱Qを襲ったのは、ベースのしゅう氏による女性とのトラブルだった。報道を受けて書類送検と謹慎処分となり、しゅう氏は責任を取る形で即座にバンドを脱退。
リーダーのつんく♂らが涙ながらに記者会見を開く姿は、多くのファンに深い傷痕を残した。バンドは「活動休止」という名の長い沈黙に入り、かつての黄金期の勢いを取り戻すことは二度となかった。
■ 「解散」という決断──Hysteric Blueの悲劇と音源消滅
「春〜spring〜」などのヒット曲で知られ、紅白歌合戦にも出場したHysteric Blue(ヒスブル)の物語は、2004年にギター・ナオキ氏が起こした刑事事件によって、突如として破滅を迎えた。
事件発覚直後、残されたメンバーは「バンド解散」を選択。CDは店頭から回収され、音源の配信も停止される事態となった。
サブスクリプション全盛の現代において、アーティストの不祥事によって楽曲が突然再生不能になるケースは珍しくない。毎日のように聴いていた曲がある日突然「未配信」となる──ファンにとっては、大切にしてきた青春の思い出に複雑な感情が重なってしまう体験となる。
