印象的な展示
──今日の展示の中で、お二人がご覧なって印象に残ったものはありますか?
たっくー:僕は「言ってはいたけど実物を見たことが無かった」っていうのがひとつ。それが「指切りげんまん」ですね。「指切りげんまん、ウソついたら針1000本飲ます」っていうので、今回の展示物では実際に針1000本を入れたジョッキを用意しています。
このフレーズは小さい頃によく言ってましたけれども、こんなとんでもない約束してたんだ!って(笑)。もし約束を破ったらコレを飲まないといけなかったなんて、恐ろしい契約ですよね。だからあれは印象に残ってますね。
清水監督:実際、ああして実物にされると恐ろしいね。あまり意味を考えず、日本人だったら子供の時から言っていることじゃないですか。でも、翻訳されて、英語圏の人が聞いたら「日本人は子供になんてことを言わせてるんだ」ってなりますよね。
たっくー:ありますよね。ちなみに監督は展示の中でどれが一番印象に残ってますか?
清水監督:どれだろう……。入口に入って一番最初の、「消しゴムに名前を書いて使い切る」と。あれ、僕らでも流行ったんですよ、学校で。みんなで必死に消しゴムを、ただ机にこすり付ける。
(一同笑)
無駄な努力、この努力が報われると勝手に思ってね。(笑)あるいは、途中でやめたらなんかあるんかな、って思ったり。
たっくー:確かに長期のおまじないに関しては、挑戦することとか忍耐力の大切さみたいなことも教えてくれたかもしれないです。
清水監督:いやぁ、この展示は面白いです。こんなに色々あって、深い。
たっくーさんからおまじない展に誘われた時は「おまじないなんて、いくつかくらいしか思いつかないけど」って思ったんです。でも来てみたら、「あ、知ってる知ってる!」って。知ってるのばっかり。
ホラー映画みたいなのは苦手な人はもう徹底してダメですけど、この展示はそういう感じじゃない。親子でも、若い人も高齢者もみんな楽しめるのはすごいなぁと思います。
──この展示を観たうえで、そのあと映画館に監督の作品を観に行っていただいて。
たっくー:そうそう。僕はもともと、小学生の時から清水監督の大ファンなんですが、僕が監修に入ったこの展示を観た監督が開口一番「ああ、何か映画のヒントになりそうだなぁ」ってボソッと言われて!
僕、それ聞いて本当嬉しかったですね。うわーって。
清水監督:いやあ、もうネタの宝庫です。
たっくー:もう全ての展示リストを監督に送りましょう。
清水監督:ちょっと見ただけで、既に映画のタイトルになっているおまじないもたくさんある。
──ひょっとしたら、この中に将来的な清水監督の作品タイトルがあるかもしれない。
たっくー:出るかもしれないですね。そうなったら嬉しいです。
生霊
──オカルトに対しては常に「科学的に必ず解明できる」という意見が立ちはだかることが少なくありません。しかし、その一方でお二人が「いや、これは何らかの霊的なチカラが働いたんじゃないか」っていう体験があれば教えてください。
たっくー:僕は生霊ですかね、やっぱり。今回の展示にあたり、僕は(Youtubeの)視聴者に、実際に効いたおまじないについての体験も募集したんですが、圧倒的に多かったのが生霊でした。やり方、方法は問わず、相手に対して強い念を飛ばすことによって、偶然かもしれませんがその相手が事故とか何かに“遭う”。みんな「偶然かもしれませんが」って言ってるんですけど、その数が多すぎる。人を恨む力とかって、おまじないにおいても強い力を発揮するんじゃないかな、っていうのは……ちょっと思いましたね……。
──しかも多分、かけたことは相手には知られていないわけですよね……。怖いですよね。監督はありますか?
清水監督:僕もちょっと似た話なんだけど……。僕が忙しい時に限って、周りの友だちとか仕事をしたことがある俳優さん女優さん、スタッフから「昨日、西麻布、歩いていましたよね」「渋谷に居ましたね」って。いや、居るわけないじゃん! 撮影中だし!
(一同笑)
東京にそもそも居ませんでしたから。僕は「帽子かぶってメガネして小柄のひげのオヤジだったら誰でもそう見えるんじゃない?」くらいに思ってたんですけど、あまりに忙しい時に限って、言われる。
「いやいや、あれは監督ですよ。誤魔化さないでください。あれは絶対そうです!」とかまだ言う。そうなると「いや、もういいよ、俺で」って。そういうのはありますね。
──その時、すごく遊びたいとかで幽体離脱している?
清水監督:生霊なのか、ドッペルゲンガーなのかわからないけどね。なんか忙しい時に限ってそれが“出る”んだよね。単にすごく似ている人だと思うんだけど。
たっくー:スケジュールがパンパンの時ほど、魅力的な誘い、遊びの誘いが来ることが多いですね。
清水監督:あるある。確かに重なりますね。
たっくー:忙しい時、休みたいときに「遊びたいな」って気持ちが誰かに飛んでいるのかもしれないですね。
