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「ディスク終了」のPlayStationで浮かび上がる5つの「どうなる?」 ダウンロード専売のメリットと懸念点

「ディスク終了」のPlayStationで浮かび上がる5つの「どうなる?」 ダウンロード専売のメリットと懸念点

パッケージ版は消える? それとも残る?

 次に注目したいのは、販売経路の変化です。ディスク版がなくなることで、「ゲームショップや通販サイトでソフトを購入する文化そのものがなくなるのではないか」と不安を感じるユーザーもいるでしょう。

 確かに、ディスク版の生産が終了する以上、従来のようにゲームディスクが入ったパッケージを購入する機会は、PlayStation向けソフトでは失われます。しかし、「ディスク版の生産終了」と「パッケージ版の販売終了」は、必ずしもイコールではありません。

一般的には「パッケージ版=ディスクが入った商品」というイメージがあります。しかし、パッケージの中に必ずしもゲームメディアが入っているとは限りません。例えば、ゲームをダウンロードするためのコードを封入した「コード入りパッケージ版」が既に販売されていますし、今後この形式で発売するタイトルもあります。

 この形式であれば、2028年1月以降も、ゲームショップや通販サイトでPSコンソールのゲームを販売する経路が存続できることでしょう。ユーザーにとっては、店舗で商品を選び、箱を手に取り、購入するという流れを維持できます。ゲームショップ側にとっても、商品を陳列することでユーザーの目に触れる機会を確保できます。

 ただし、実際に手元へ残るものは「外箱」と「ダウンロードコードが記載された紙」になります。現在のディスク版のように、ゲームデータが収録されたメディアを所有するわけではないため、「購入した実感が薄れる」「コレクションとして物足りない」と感じるユーザーもいるでしょう。

 また、別の可能性として「ダウンロードカード」のような形式も考えられます。こちらはコード入りパッケージよりも簡素で、販売コストを抑えやすい形式です。しかし、外箱すら存在しないため、所有する楽しさやコレクション性という面では、さらに弱くなります。

 ゲームは単なるデータ商品ではなく、パッケージを手に取ることで購入意欲が高まるという側面もあります。また、店頭に並ぶパッケージは、ユーザーが新作ゲームと出会うきっかけにもなっています。

 もちろん、メーカー側からすれば、コスト削減を考えればダウンロードカードや完全なダウンロード販売の方が合理的でしょう。しかし、「ゲームを買った」という実感や、「棚に並べる楽しみ」を大切にしてきたユーザーにとって、パッケージ文化の縮小は歓迎できない変化です。

 2028年以降、PSコンソール向けタイトルがどのような販売形式になるのか。その答え次第で、ゲームショップやユーザーの購入体験も大きく変わっていくことになるでしょう。

限定版やコレクターズアイテムはどうなる?

 ゲーム業界では、新作タイトルの発売に合わせて「限定版」や「コレクターズエディション」が展開されることも珍しくありません。

 通常版だけで十分というユーザーもいれば、「せっかくなら特典付きの限定版を購入したい」と考えるユーザーも存在します。ただし、ディスク版の生産終了によって、この限定版文化にも少なからぬ影響が及ぶ可能性があります。

 先ほど触れた「コード入りパッケージ」が2028年1月以降に販売されるのであれば、そのパッケージに特典をつけることで、限定版そのものを継続することは可能でしょう。ゲーム本編をディスクではなくコードで提供する形であっても、「特別な商品を所有する」という体験自体は維持できます。

 しかし、もしPSコンソール向けタイトルが完全なダウンロード販売のみとなり、店頭販売や物理パッケージそのものがなくなった場合、現在のような限定版展開は難しくなるでしょう。

 例えば、以前からすでに実施済みですが、「デジタルデラックス版」のような形で、ゲーム内アイテム、追加コンテンツ、デジタルサウンドトラック、デジタルアートブック、電子的に閲覧できる設定資料などを付属させることは可能です。

 一方で、フィギュアや豪華ボックス、紙媒体の設定資料集など、「現物だからこその手触りや存在感」を完全にデジタルへ置き換えることはできません。こうした代替できない魅力を持つ「物理的な限定版」が今後も存続するかどうかは、ディスク終了後の販売経路がどのような形になるのかに大きく左右されるでしょう。

 ただし、これはあくまでPlayStationシリーズに限った話です。Nintendo SwitchやNintendo Switch 2向けタイトルは、今のところゲームカードによる物理販売が継続される見込みです。他機種に同時発売するゲームも多いため、物理的な限定版文化はまだしばらく残ることでしょう。

配信元: マグミクス

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