人と会っている間は楽しかったはずなのに、家に帰るとどっと疲れが出る。「言い過ぎなかったかな」「相手はどう思っただろう」と、会話を何度も思い返してしまう。そんなことが増えていませんか?
40代以降になると、人付き合いが苦手になったわけではないのに、「気を遣うだけで前より疲れる」と感じる人が少なくありません。実はこの変化、性格のせいだけではなく、相手の表情や言葉、その場の空気を理解しようと脳が働き続けていることも関係している場合があります。
気遣いは「相手を理解しようとする働き」
私たちは会話をする時、相手の言葉だけを聞いているわけではありません。表情や声のトーン、その場の雰囲気といったさまざまな情報を受け取りながら、「相手はどう感じているのだろう」「どう返せば伝わるだろう」と無意識に考え続けています。
つまり気遣いとは、脳が相手を理解しようとフル稼働している状態ということ。だからこそ、情報量の多い場面では、たとえ楽しい時間だったとしても、あとから強い疲れを感じることがあります。
相手を思いやる「余裕」も年齢とともに変わる
40代以降は、加齢に伴う体の変化に加えて、睡眠不足やストレス、疲労の蓄積、更年期の時期に起こるホルモンバランスの変化などが重なり、脳が多くの情報を処理する余裕が少しずつ変わっていくことがあります。
さらに、仕事や家庭で考えることが増えると、人との会話中に脳が処理する情報量も膨らみ、以前より疲れやすくなることも。「疲れの原因はこれ」とひとつに絞り込むのではなく、その日の体調や生活リズムを振り返ってみることも大切です。
