麻酔を打って延長18回魚津戦、伝説の死闘
準々決勝の相手は魚津(富山)だった。板東英二・村椿輝雄の両エースが一歩も譲らず、延長18回を終えても0対0。延長18回再試合規定が初めて適用された試合となった。この試合で板東は25奪三振を記録した。
翌日の再試合、板東は肩だけでなく腰の痛みも抱えていた。腰の痛みを訴えたことから、麻酔注射を打って登板。3回頃から麻酔が切れたものの、9奪三振で完投勝利を収めるとともに、当時の大会記録64奪三振を更新した。痛みに歯を食いしばりながら投げ続けた姿は、徳島の夏の象徴として語り継がれている。
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準決勝14奪三振、そして力尽きた決勝
3日連続の試合となった準決勝の作新学院(栃木)戦でも1安打14奪三振と力投。これで記録を大幅に更新する80奪三振に到達した。もはや人間の限界を超えた数字だった。
決勝は柳井(山口)との対戦になったが、さすがに疲労で本調子ではなく、柳井のエース友歳克彦に0対8で完封負けを喫した。準優勝にとどまったものの大会を通じて83奪三振を記録した。6試合を1人で投げ抜き、肩と腰が限界を超えた末の敗戦だった。
