総括――やめどきがわからない、お手本となる一作
『ほの暮しの庭』は、本当にやめどきがわからない作品だ。昼間は農作業やDIYに没頭し、夜は懐中電灯を握って村を徘徊する。キャラクターとの交流を深め、物語の続きを気にしながら、季節を重ねる。スローライフ×ホラーという珍しいジャンルながら、どちらも中途半端にせず、高い完成度で両立させている。
▲畑だけでなく、水田もつくれる。稲作やろうぜ!
今後、類似作品が作られていく上での一つの「お手本」になりそうだ。「牧場物語」や「Stardew Valley」系の生活シムが好きな人にも、「夜廻」や因習村ホラーが好きな人にも、両方に刺さる。時間を溶かす力は折り紙付きだ。
▲縁日イベントではカラーひよこが売っている。昭和の文化すぎてヤバイ
SNSではもうすでに60時間ほどプレイし、ストーリーをクリアしたという報告も数多く見られる。お恥ずかしながら筆者の彼ヶ津村での暮らしは35時間程度で、「盛り上がるのはまだまだこれから」といった具合。
これからプレイされる方は、掟を守りながら、あるいはあえて破りながら、自分なりの「ほの暮し」を見つけてもらいたい。昼の穏やかさと夜の仄暗さが交互に訪れる日々は、忘れがたいものになるはずだ。
▲高飛車な村長リンも、しっかり頑張る村人にはこうして手紙と報酬をくれる。わりと優しい面もあるじゃん……?
(文:平原学)
(執筆者: ガジェ通ゲーム班)
