朝起きた瞬間、口の中がカラカラになっている。人と長く話したあと、口が乾いて話しづらい。水を飲んでも、しばらくするとまた乾きが気になってくる。そんな変化を感じることはありませんか?
40代以降になると、のどが渇いているわけではないのに「口の中だけ乾きやすくなった」と感じる人は少なくありません。実はこの変化、単なる水分不足ではなく、口の中をうるおしている“唾液”の量や働きが関係している場合があるのです。今回は、40代・50代が知っておきたい「口の乾き」について解説します。
「口が乾く」と「のどが渇く」は別もの
口の中のうるおいを保っているのは、飲んだ水だけではありません。主役はあくまで唾液です。唾液には口をうるおすだけでなく、食べ物を飲み込みやすくしたり、口の中を清潔に保ったり、歯を守ったりと、さまざまな働きがあります。だからこそ、水分をしっかり摂っていても唾液の分泌量が減ると、「口の中だけが乾く」という感覚が生まれるのです。
女性ホルモンが揺らぐ時期と重なることも
40代以降は、更年期に向けてエストロゲンなどの女性ホルモンが大きく変動する時期。この頃に口の乾きを感じ始める人も少なくありません。とはいえ、「女性ホルモンが減ったから唾液が出なくなる」と単純に説明できるわけではありません。ストレスや睡眠不足、無意識の口呼吸、服用中の薬など、唾液の分泌に影響する要因がいくつも重なっているケースがあるからです。「更年期だから仕方ない」と片づけてしまう前に、いつ、どんな場面で乾きやすいのかを振り返ってみましょう。
