テクニックが客席から罵詈雑言を浴びる
――裁判単独ライブというかたちでシリーズ化されているけど、構成はどのようになっていますか?
テクニック あくまで“裁判をしている”という流れでライブは進んでいくんですけど、VTRはオープニングだけで、ネタは漫才だけを7本やります。そして最後にコーナーがあるんですけど、それは“全員参加型”で……。
やまぐちたけし 前回の単独を見させてもらったけど、このコーナー、めっちゃおもろかったで。
――全員参加型っていうのは、お客さんが全員参加するってことよね? どんなコーナーなん?
テクニック お客さんは傍聴席にいる設定で、僕に罵詈雑言を浴びせるという……。
――どういうコーナー!?(笑) それで実際に悪口は飛んでくるもんなん!?
テクニック 本番で、誰も悪口を言ってこなかったらどうしよう、っていうのを危惧してたんですけど、全員言ってました(笑)。
田村 もう大盛り上がりで(笑)。
――全員!? 大盛り上がり!?

テクニック 一応、表に悪口の例を表示してたんですけど、そこにあるワード以外の言葉も飛び交って、最後は……もうここでは書けない言葉とかも言われてました。
――そのコーナーに至るまでにどんな悪行積み重ねてん(笑)。治安悪ない!?
田村 治安いいですよ! あんなに全員参加してくれるんですから!
テクニック 次の単独も、このコーナーを進化させてできたらなあと思っています。
集客が“激減”したいまのほうが楽しい
――ネタ7本に、罵詈雑言を浴びせるコーナー。ここまで聞いただけでも、かなり密度の濃い単独ライブでワクワクするんやけど、「ここを見てほしい!」みたいなポイントは?
テクニック 前回の『第一審』のときはありがたいことに満席に近い状態でやらせてもらったんですけど、その直後に、相方・田村の女性トラブルがありまして。
――(笑)。さっきも軽く触れてたけど、自分たちのYouTubeで話題にしていたやつね。
テクニック そこから、集客がかなり厳しくなった印象がありまして。単独ライブのチケット発売開始からの初速も去年の半分ぐらいになってしまいまして。ほんま改めてマーメイドって色恋でやってたんやなって思って。
(一同爆笑)

――そんなことないやろ!(笑) じゃあ、その集客が厳しくなったところが、いま不安?
テクニック いやでも、ちょっと言い方が難しいんですけど、“何でも笑ってくれるお客さん”がいなくなった、っていう見方をしていて。そういうお客さんも楽しませようと思って、ちょっと“しょうもないネタ”とか“シャバいネタ”とかも用意してたんですけど、そういうのも用意しなくていいんや、ってのはあります。
――たしかに。そのぶん、いらんこと考えずに自分のやりたいことだけを詰め込んだ単独にできるっていうのはあるかもね。
テクニック ほんまに“お笑い”を見にくるお客さんにだけ向けたネタを作れるっていうのが、僕は嬉しいですね。この裁判シリーズの前に開催した単独ライブのときは、9割がそうじゃないお客さんで、ウケてほしいところでウケずに、手前の田村をイジったくだりでギャーギャー笑っているのを見て、「二度と単独ライブなんかするか」と思っていたので。そのころに比べたら、いまはすごく楽しみです。