4位 ピッツバーグ・フォーラム
沖縄県において、始祖とも原生ともいえる「昔の沖縄そばの味」をそのままを体験できる食堂がある。それは「いろは食堂」。ここで出される沖縄そばは、昔ながらの味を守り続けており、他では味わえない沖縄そばを食べることができる。
そんないろは食堂の女将が筆者に教えてくれた、極上のステーキが食べられるステーキハウスがある。それは「ピッツバーグ・フォーラム」(沖縄県那覇市泊3-7-14)。女将自身が行って美味しく感じた、推しのステーキハウスだという。そもそも、昔から通っているという。おいしいステーキだけでなく、店内にはジュークボックスもあって雰囲気も良いらしい。ということで、さっそく行ってみた。
場所は、モノレール美栄橋駅から徒歩15分ほど。国際通り付近から行くのであれば、タクシーで行くと良い。近いので運賃は安いし早く着くので楽である。店内は極めて耽美。シックなヨーロッパ調の雰囲気で統一された内装。いや、オールドアメリカンと言うべきか。ジュークボックスも設置されていて現役だ。落ち着きもあってリラックスできる。
メニューを開いてみると、ステーキの種類の多さに驚いた。筆者、ステーキは大好物だが、ここまでいろいろあるとどれにするか悩む。ここはひとつ、店員さんに選んでもらうか。ということでオススメを聞いてみた。店員さんのおすすめは「牛ヒレステーキ大 / ジャンボフィレミニヨン」(4300円)だった。素直にそれを注文。
セットとして、最初にコーンスープが出てきた。これがすこぶるおいしい。クセがなく、そこにあるのはコーンの薫りとコク、そしてほんのり訪れる甘味。うまい、うますぎる。そしてサラダ。キャベツとキュウリが丁寧に盛られたサラダ。酸味あるドレッシングで主役級の美味しさを味覚に放つ。いいのか、スープとサラダの時点でかなりのハイレベルだぞ。ステーキはもっと感動を与えてくれるのか。期待が高まる。いろは食堂の女将が推している時点で期待はマックスなのは言うまでもないのだが……。その期待に拍車がかかる。
そしてやってきたステーキ。やばい、やばすぎる。もはやビジュアルからして神、いわゆるゴッド。大判で厚切りの牛ヒレステーキをカリカリに焼かれたベーコンが囲んでいる。添えられている付け合わせはポテトとトウモロコシ。ナイフでステーキを切ろうとして驚いた。このステーキ、かなり! 柔らかい! ぷよ感が極まった甘美なる柔らかさ。切るとあふれる肉汁。つまりこれ、最高に肉汁埋蔵量が極まった神域ステーキ。その旨味の質も神域レベル。そこにあるのは濃密濃厚な旨味エキスのみ。うまい、うますぎる。
ベーコンはライスとともに食べるとバツグンにウマイ。ベーコンのスモーキー感が肉汁と相まってライスのおいしさを盛り上げるのだ。いい、いいぞこれ、とことん、いい。ベーコン単体をそのまま豪快に食べても肉感強くて良き。ベーコンのオイリーなギルティ的おいしさがそこにある。
「ピッツバーグ・フォーラム」(沖縄県那覇市泊3-7-14)
5位 ラーメン二郎 沖縄店
もはやラーメン二郎は国民的ラーメンといえる存在。そんなラーメン二郎の新店舗として「ラーメン二郎 沖縄店」がオープンした。実際に出向いて食べて最高に美味しかったので、その良さをお伝えしたい。行列に並び、順番がきたら券売機で食券を買い、案内に従って着席する。ラーメン二郎は従来の他店舗と同様、客席から厨房が見える状態。ラーメン二郎で徹底的に修業をした店主が手際よくラーメンを仕上げていく。
今回、麺はマシマシ麺ソーレ(大ラーメン)にしつつ、ニンニクアブラマシマシーサーにしたいと思ったが、今回は麺は増やさず「ニンニクマシマシ」だけにした。目の前にやってきた小ラーメン+ニンニクマシマシは俺好みのもの。俺好みのビジュアル! まさにご褒美ともいえるヤサイ、豚、ニンニクの盛り。
まさか南国の沖縄で、本家本元のラーメン二郎を食べる日が来るとは! まさに夢のようである。しかしこれは事実。ヤサイの存在感がハンパなく、豚は2枚ほどがヤサイの下に隠れている。マシマシにしたニンニクはたっぷりと添えられており、ディープなブラウン色のスープには厚めの油膜が張っている。アブラマシマシにしていないのにアブラカダブラアブラアブアブラ級の油膜はご褒美。感謝しかないッ!
さっそく麺をサルベージしてズズッとすすれば、味覚に衝撃波が訪れる。おそらく、すべてのラーメン二郎のなかでトップクラスのまろやかさ! この世のものとは思えない「まろみ」なのだ! 醤油の薫りと独特の旨味だけを強調し、そこにアブラのまろやかさが付加されている感じである。醤油感に塩味(えんみ)のトゲが皆無! 最高オブ最高! つまりパイパティローマの女神レベルで包容力がハンパない!
豚は目視で確認できないのがデフォルト。そのおかげでスープをたっぷりと吸い込み、アブラを徹底的に纏(まと)った、極まった豚となっている。食感は硬めではあるが、脂身は極めてトロ~リ、赤身は極めてハード、その緩急が味覚を楽しませて飽きさせない! 店主の会話によると、アグー豚ではないが県産豚とのこと。アグー豚は今後やるかもとのこと。期待しかない。
ちなみに、卓上には唐辛子、コショウ、コーレーグースがある。筆者は途中からコーレーグースをかけて食べたが、一気にスープがキレのあるテイストに変化して、美味しさが高まった。かなり大人の味になるので注意が必要だが、これはラーメン二郎に革命をもたらすおいしさである。
「ラーメン二郎沖縄店」(沖縄県那覇市壺屋1-6-16)
