旧耐震基準とは?新耐震基準との違いから、確認方法、選ぶ際の注意点

5. 旧耐震物件を購入する際のポイント

旧耐震基準の物件は、新耐震基準の物件と比べて耐震性に不安を感じる方も多いと思いますが、旧耐震基準で建てられている物件すべてに耐震性の問題があるわけではありません。

旧耐震基準の物件は、価格や立地のメリットも大きいですから、きちんと見極められれば良い物件を手に入れることも可能です。
旧耐震基準の物件を選ぶ際に確認しておきたいポイントについて詳しく見ていきましょう。

5-1. 管理状況、修繕履歴を確認

管理状況や修繕履歴の確認は、すべてのマンション購入の際に共通するポイントですが、特に旧耐震基準の物件の場合は経年による建物や設備の劣化リスクもあるため、しっかり確認しましょう。定期的なメンテナンスが行われているか、大規模修繕などの共用部修繕履歴も確認しましょう。

そして今後の修繕もちゃんと計画されているか、修繕に必要な積立金の額にも不足がないかも確認しましょう。

5-2. 建物形状や構造を確認

建物の形状や構造も、より地震の揺れに強いものを選ぶのがおすすめです。マンションの構造では壁式構造のもの、そして長方形よりは正方形で低層の建物が比較的地震に強いとされています。

5-3. 立地する土地の地盤を確認

建物のことばかりに気を取られがちですが、立地するエリアの土地の地盤の強さも確認しておきましょう。地盤の強さも地震の揺れに非常に影響します。地盤の状態は、自治体の防災マップなどで確認が可能です。

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6. まとめ

今回は、旧耐震基準と新耐震基準について、それぞれの違いから注意点、物件選びのポイントについて詳しく解説してきました。

メリットも多い旧耐震基準の物件。ご紹介したポイントを踏まえて、理想の住まい選びにお役立てください。