退職金はいつもらえる?振込時期や相場、税金について解説

会社を辞める際に受け取る退職金。いつ、どのくらいもらえるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、退職金が振り込まれる時期や相場、万一もらえなかったときの対処法をご紹介します。

退職金にかかる税金にも要注意

普段、給料から税金が引かれるように、退職金も受け取り時には所得税・住民税・復興特別所得税が引かれます。しかし、確定した金額すべてに課税されるわけではなく、「退職所得控除」という特別に控除される分を引いたものに課税されるので、税金の負担は軽くなるように配慮されています。

詳しい計算式は割愛しますが、30年働いた会社から2,500万円を受け取った場合、所得税及び復興特別所得税は58万4,522円、住民税は50万円かかります。およそ100万円が税金として引かれるわけです。このように退職金は提示額がそのままもらえるわけではないので、注意してください。

【参考】国税庁「退職金と税」詳しくはこちら

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退職金を資産運用する場合の方法

いざ退職金をもらったときに、何に使おうか迷っているという方も多いのではないでしょうか。ここでは、退職金の用途の1つとして、資産運用を紹介します。ここでいう資産運用とは、退職金をすべて預貯金にしてしまうのではなく、使い道に分けて賢く貯蓄することをいいます。

まず、お金を使う時期によって分けてみましょう。1年以内・5年以内・5年以上先の3つに分けます。1年以内に使う予定のお金は、すぐに取り出せるよう預貯金に入れておきます。5年以内に使う予定のお金は、通常の預貯金よりも金利が少し高い定期預金に入れておくか、債券などで保有することがおすすめです。長く使う予定のないお金は、投資信託や株式などの投資で老後に向けてお金を増やしましょう。投資で不安な場合は、プロに相談してみるのも一つの方法です。

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