マンションの屋上には入れない?!理由やルーフバルコニー付物件の選択肢

3. 屋上を活用しているマンション例

一般的にはマンションの屋上は住民が使用できないように決められていますが、一部のマンションではあらかじめ屋上の有効活用を行うための設計がされ、屋上スペースを住民に開放している物件もあります。

例えば、住民が誰でも使用できる憩いの場として緑化した屋上テラスを提供している例。家庭菜園ができるように整備し住民に貸し出している例、ペットを飼っている住民のためにドッグランを設けている例などがあります。

その他、太陽光パネルの設置を設置して共用部の電力に充てるといった活用例もあり、屋上スペースを積極的に有効活用している物件もあるようです。

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4. ルーフバルコニー付き物件なら選択肢が豊富

屋上のような屋外スペースに憧れがあるという方におすすめなのがルーフバルコニー付きのマンションです。詳しく見ていきましょう。

4-1. ルーフバルコニーとは



屋上スペースが利用できるマンションも一部ありますが、物件数は多くはありません。そのため、どうしても屋外のスペースを利用できる物件を探したいという方には、ルーフバルコニー付きのマンションを探すことをおすすめします。

ルーフバルコニーとは、二階以上にある建物から外に張り出した平らなスペースのこと。ルーフは屋根を意味しますが、階下の屋根上にあることからルーフバルコニーと言います。

階下の屋根上を活用して設置されるものですから、普通のバルコニーよりも広い面積と開放的で日当たりが良いというメリットがあります。

4-2. ルーフバルコニーのメリット

ルーフバルコニーのメリットは、広々とした屋外のスペースがプライベートに使用できること。マンションでありながら庭を持つことができるというのが醍醐味ではないでしょうか。

ガーデニングをしたり、空の下でヨガをしたりハンモックで昼寝をしたり、テーブルと椅子を出して食事をしたり、子供の遊び場としても利用できますね。

部屋の前にスペースができますから、部屋の中も見えづらいというのもメリットと言えます。屋上に憧れがある方も、ルーフバルコニー付きの物件であれば希望を叶えることができるかもしれませんね。

4-3. ルーフバルコニー付き物件で気をつけたいポイント

メリットが多いルーフバルコニーですが、使用する際には気をつけるべきポイントがあります。

まず、居住者のみが使用できるスペースではありますが、あくまでもマンションの共有部であるため、使い方にはルールがあります。必ず事前に管理規約を確認して、決められた範囲内で正しく使用しましょう。

マンションのバルコニーは災害時の避難経路になるため、設置したものもすぐに片付けられるようにしておくこと、また周囲の住民の迷惑にならないように、音や臭いなどにも気をつけマナーを守って利用しましょう。また、火の利用も原則禁止している場合が多いため注意してください。

意外と見落としがちですが、ルーフバルコニー付きの物件の場合、毎月使用料が発生する物件がほとんどです。管理費・修繕積立金とは別に費用が発生することになるため、事前に確認をしておきましょう。