紅葉狩り(もみじがり)とは?なぜ「狩り」と言うのか?その意味や由来を解説!

「紅葉狩り」という名の自然の鑑賞は古くから行われており、「狩り」と呼ぶ由来も古い時代にあります。本記事では、紅葉狩りの言葉の由来や楽しみ方、各地域の見頃とおすすめの名所、かかる費用について紹介します。日本の美しい自然や四季の彩りを楽しんでください。

地域別「紅葉」の見頃と名所をご紹介

紅葉は気温が低くなる頃に葉の色が変わってくるため、紅葉の見頃は寒い地域から始まります。各地域の例年の見頃や代表的な名所は以下です。エリアやその年の気温、標高の高さなどの地域性などによって紅葉が見られる時期は異なるため、最新の情報も確認することをおすすめします。

北日本

【青森県】奥入瀬渓流

北海道では9月中旬~10月が例年の見頃です。紅葉の名所としては、国内で最も早く紅葉を楽しめる大雪山エリア、中でも最高峰の旭岳付近では10月に降雪することもあり、紅葉と雪のコントラストを楽しめることもあります。また、札幌の定山渓温泉、函館の香雪園、知床半島にある知床五湖などが有名です。

東北では10月上旬~11月上旬が例年の見頃です。代表的なスポットを挙げると、青森の八甲田山、奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)、温泉も楽しめる秋田の抱返り渓谷、宮城の鳴子峡磐梯吾妻(ばんだいあづま)スカイライン、ロープウェイがある山形の蔵王温泉などが知られています。

東日本

【東京都】高尾山

関東や東海では10月中旬~12月上旬あたりが例年の見頃です。東京都で有名なスポットとしては、六義園などの庭園や、ケーブルカーから楽しめる高尾山があります。栃木の日光では竜頭ノ滝、箱根では富士山も眺められる芦ノ湖が名所です。千葉の養老渓谷、茨木の花貫渓谷、愛知の香嵐渓(こうらんけい)もおすすめです。
甲信越は、9月下旬から11月上旬が例年の見頃です。長野の上高地、新潟のもみじ園など多くの美しい紅葉スポットがあります。

西日本

【和歌山県】高野山

地域にもよりますが、基本的に紅葉のシーズンは関東よりも遅いです。10月下旬~12月上旬ぐらいが紅葉のシーズンになります。

紅葉の名所としては京都がおすすめで、嵐山高台寺など様々なスポットがあります。大阪府民の森ほしだ園地、鹿がいる奈良公園や歴史ある高野山、兵庫の原不動滝も名所として知られています。
広島の宮島にある紅葉谷(もみじだに)公園、香川の小豆島にある寒霞渓(かんかけい)、大分の深耶馬溪(しんやばけい)などもぜひ行ってみたいスポットです。

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紅葉狩りにはいくらかかる?紅葉狩りに必要な費用を解説

紅葉狩りに必要な費用や無料で楽しめるスポット、食や日帰りに注目したプランを以下で紹介します。

無料で絶景が見られるスポット

【東京都】芝公園

道路や街道、渓谷や湖といった自然のスポットは、距離があるため交通費はかかりますが、鑑賞自体は無料の場合が多く、雄大な自然を楽しめるのでおすすめです。
神社や寺、庭園や公園は、拝観料や入場料がかかるところもありますが、なかには無料で入場できるところもあるため、それぞれの公式サイトなどで確認してみましょう。

秋の味覚を味わえるプラン

農園によって異なりますが食べ放題や味覚狩りは700円~2,000円前後に設定されていることが多いです。味覚狩りの場合は、重さに応じて料金がかかることがあります。

日帰りバス旅行or温泉プラン

【富山県】弥陀ヶ原

日帰りバス旅行では1万円前後の料金で、紅葉の絶景スポットや神社仏閣巡りをツアー形式で楽しめます。なかには6,000~7,000円のプランもあり、お得に紅葉を楽しみたい場合におすすめです。

温泉の場合、料金は各温泉によって異なりますが、日帰り入浴のみなら500~1,500円程度が主流です。昼食付の日帰り温泉プランだと5,000円前後、宿泊が前提だと一人あたり平日1泊2食付きの場合で1万5,000~2万5,000円程度は必要でしょう。