がんの治療計画を確認しましょう

これから具体的な治療について説明があるのですね。まずは今後のがんの治療計画について、期間、治療内容を確認しましょう。がんの主な治療の種類には手術、抗がん剤治療、放射線治療があります。医療費は、健康保険適用、先進医療、自由診療といった治療内容によって負担額が変わります。

今後入院で治療するのか、通院での治療なのかだけでなく、治療の内容、期間の目安などを確認しておくと、治療にかかるお金などが具体的にイメージしやすくなります。治療計画の説明を受ける際に聞いておくと安心です。

がんの治療時に保障される保険にも、入院時に保障されるものや通院時に保障されるものなど様々な保障があります。治療計画と照らし合わせて、今後保険の給付の対象となるのか、事前にある程度確認しておけば治療費について支出の目安が立てやすくなります。

診察時はしっかり聞こうと思っていても、緊張して聞きもらしてしまったり、聞いたことを忘れることもあるので、ご自身でメモをとったり、家族などが同席し一緒に話を聞いてもらえると、聞きもらしも少なくなり、あとで内容も確認しやすくなります。

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治療と仕事の両立のために

治療の内容によっては副作用が出ることがあり、仕事や家事に影響を及ぼすことも考えられます。令和2年4月発行の国立がん研究センターがん対策情報センターの調査ではがん患者の約3人に1人は、働き世代である20~60代の間にがんに罹患し、仕事を持ちながら通院している方が多くいると報告されています。働きながら治療を続けるために、仕事と治療が両立できる環境づくりのための支援が始まっています。

がん診療連携拠点病院等には、がんと診断されたときから、仕事と治療の両立について相談できる窓口があります。今、通っていらっしゃる病院にも確認してみましょう。