お母さんの扶養について


仲の良い母と娘
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次にお母さんをどちらの扶養に入れる方が得なのかを考えてみましょう。

1.お母さんがお父さんの仕事を手伝っている

お父さんが自営業でお母さんがその仕事を手伝っているケースでは、お母さんが青色申告の専従者給与の対象者になっていることが考えられます。このようなケースでは、お母さんはお父さんの扶養には入れません。またご相談者である娘さんの扶養にも入れません。

2.    お母さんがお父さんの仕事を手伝っていない

このケースでは社会保険料の負担をどうするかが重要です。自営業の妻は国民健康保険と国民年金の保険料を納める必要があります。一方で娘さんが厚生年金に加入していれば、お母さんを社会保険上の扶養家族にできる可能性があります。もしお母さんを社会保険上の扶養家族にできればメリットは大きいでしょう。*お母さんの収入や健康保険組合の規定によります 

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まとめ

住宅ローンの契約者が転勤などやむを得ない事情で一時的に引っ越しをした場合、生計を同じくする家族が引き続き居住をしていれば住宅ローン控除は適用されます。確定申告等の手続きや不明な点については税務署に確認をしましょう。

また、扶養についてはお母さんが専従者給与の対象かどうかで対応が変わります。扶養については、まずお父さんと相談をしてください。その上で相談者の方の扶養にするのであれば、お勤め先に相談が必要です。