「4月から6月は働き過ぎない方がいい」と言われるワケは


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「4月から6月はあまり働き過ぎない方が良い」と聞いたことがある人もいるでしょう。社会保険料の計算のもととなる標準報酬月額は、4~6月の給与の平均をもとに決まることは前述の通りですが、その給与には、役職手当や通勤手当のような諸手当のほか、残業代も含まれます。つまり、社会保険料を抑えたい場合は、残業を減らし標準報酬月額の等級を下げると良いわけです。

仕事ですので、コントロールできる範囲は限られると思いますが、この期間は、普段より気合を入れてテキパキ残業無しでこなせば、等級が下がり社会保険料を減らせるかもしれません。

このように社会保険料は、標準報酬月額を基に算出します。給与天引きのためつい受け身になりがちですが、自分の等級や社会保険料がいくらか関心を持つことは大切です。節約したい人は、4月から6月の3か月間は残業を減らす努力をしましょう。