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●かつやの意外すぎるメニューを調査。「かつやの海苔弁」の味を確認してきた!

 空っぽの胃袋と心のスキマを優しく埋める極上のカツ&揚げ物メニューが大好評のとんかつ専門店『かつや』では、5月10日より期間限定・50万食限定の新メニュー「かつやの海苔弁」の販売をスタート。ド派手なビジュアルに違わないボリューミーな一杯に、ピンポイントでハートを撃ち抜かれてしまった揚げ物大好き民が続出している模様です。


店内メニュー(食楽web)

 メニューの構成は、海苔のせおかかごはんをベースに、ちくわの磯部揚げ、鶏のから揚げ、海老フライ、赤ウインナー、ポテトサラダin厚ぎりハムカツを乗せ、千切りキャベツとレモンを添えるという、“のり弁”の域を軽々と乗り超えた豪華な内容。果たしてどんな味わいで楽しませてくれるのか、さっそく最寄りの『かつや』にて実食敢行です!

揚げ物祭り!贅沢な「かつやの海苔弁」


こちらが現物。イートインは869円、お弁当でのテイクアウトは853円(※ともに税込)

 オーダーを告げて「海苔弁」が運ばれて来るのを待っている間にも、店員さんによる「海苔弁一丁」のコールが途切れることなく聞こえてきます。提供初日の昼時というバフがかかっているとはいえ、さすがに注文する人が多いんだな…と考えていたところに「海苔弁」が到着。カレー用の大きめの器に盛られた揚げ物ズの姿に、思わず「おお~」の声が漏れてしまいました。

 早速、具材をチェック! まずはちくわの磯部揚げ。1本を縦半分にカットし、あおさをまぶして揚げているようです。味は、薄い衣の食感に続いて、ちくわの甘さとあおさの香りがふわっと広がります。揚げてからさほど時間が経っていないせいか、ちくわが熱を帯びていて風味が豊か。いい感じで油気もあって、思った以上に美味しい仕上がりです。

 続いては鶏のから揚げ。強めの醤油味に肉汁ジューシーで柔らかな鶏モモ肉の味わいが旨い! 『かつや』の鶏唐は本当に侮れませんので、未体験という方は今回の「海苔弁」、または「から揚げ定食」や「ロースカツ・から揚げ定食」でぜひ食べてほしいです。

 次は海老フライ。添えられたタルタルソースを付けてパクリ。厚みのある衣の中に、プリっと甘い海老の食感が感じられます。つまるところ、レギュラーメニューと変わらぬ“かつやの海老フライ”です。ポークの旨味がしっかり感じられる赤ウインナーともども、今回の弁当の中では箸休め的な存在といってもいいかもしれません。

 ラストは、2切れにカットされた厚ぎりハムカツ。メニュー写真よりはポテトサラダの量が控え目で、実際に食べてみても衣のサクサクとハムの食感、旨みと塩味が前に出てくることもあって、ポテサラの存在感はほぼありません。せっかくの工夫なのに勿体ないですが、味自体は旨い! 2枚重ねのおかげで食べ応えもバッチリです。

 揚げ物ズを一通りいただいたところで、最後は海苔のせおかかごはん。海苔をぺろっとめくると、まるで揚げ物の衣のようなおかかが白飯の上に気持ち厚めに盛られてます。味は、甘醤油の味が結構強めです。単独でご飯がいけちゃいますが、全体的な味わいが濃い目の仕上げとなっているだけに、おかかは半分くらいの量で全然足りる気がします。

 あれもこれもと揚げ物ズを口に運びつつ、おかかごはんをパクパク。お口直しにレモンをちょっとだけかけたキャベ千を交えながら、無事完食。ごちそうさま!

まとめ


店頭POP(※店舗によって価格が異なる場合あり)

 揚げ物のバラエティ感に抜群のボリュームと、弁当屋さんで売っている普通の“のり弁当”とは一線を画すナイスな仕上がり。思えば昨年のちょうど今時期に登場し、早期終売となる店舗が相次いだ期間限定メニュー「大人様ランチ」を彷彿とさせる内容。『かつや』の実力を改めて実感できた気がします。

 50万食(1店舗当たり約1150食)が意外と早く捌けてしまいそうな気がする「かつやの海苔弁」。店内でいただくのはもちろんのこと、テイクアウトしてリアルに“のり弁”を楽しむというのも大いにアリですので、ぜひお早めにお近くの『かつや』でゲット&イートしてみてくださいね!

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

かつやの海苔弁

期間:2023年5月10日(水)~ ※期間限定・50万食限定
販売:一部店舗を除く国内の『かつや』
https://www.arclandservice.co.jp/katsuya/