自分でできるケアとは?



薬の服用で症状はほとんど出ないくらいに改善しました。あんなにかゆくてかきむしっていたのはなんだったのか? と思うくらい効果がありましたが、再発しては困ると思いネットで予防策を検索してみました。寒冷じんましんの予防策は寒暖差を作らないこと。これは病院でも同じことを言われましたが、1年中、冷え性で悩んでいる私は正直、どうしたらいいのか悩みました。

幸いなことに日中にはまったく症状が出なかったので、まずは入浴前後ですぐにできることを考えました。入浴時は体の芯まで温まったと感じるまでゆっくり湯船に浸かり、入浴後は体が冷えないようにすぐに衣類を着て体を温めることを徹底しました。脱衣所も暖かくしておきましたが、寒暖差を考え少しでも変化が少なそうな浴室で体を拭いて衣類を着るようにしてみました。

また、入浴後から就寝時間までもとにかく部屋を暖かくし、靴下も厚めのものを履き、重ね着をして体を温め続けました。何日か続けていると、日によって症状が出る日と出ない日がありましたが、しばらくするとあのかゆみはなんだったんだろう? とかなり昔の出来事のように振り返れるようになり、今のところ再発はしていません。

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まとめ

昔から「冷えは万病のもと」という言葉をよく耳にしていましたが、身をもって実感した体験でした。今は1年中、とにかく体を冷やさないことに気を付けて生活をしています。その効果が出たのか、寒冷じんましんの再発はなく、以前より平熱が高くなり、ここ数年は風邪で寝込むということがなくなりました。

それでもまだ冷え性には悩んでいるので、これからも自分の体に耳を傾けながら、自分に合った冷え性対策を探し、続けていくつもりです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。

イラスト/やましたともこ

著者/バニラ(44歳)
独身。病気を機に自分の体を大切にしてあげることを痛感。食事内容に気を付け、運動する機会を増やすよう奮闘中!