三角屋根の家のおしゃれな実例4選!メリット・デメリットやコツも解説

シンプルで親しみのあるシルエットでおなじみの三角屋根の家にあこがれる方も多いのではないでしょうか。

今回は三角屋根の家の特徴やメリットやデメリットとともに、おしゃれな家づくりのコツを解説します。あわせて三角屋根ならではの特徴を活かしたおしゃれな実例4選もご紹介。

屋根の形を迷っている人、三角屋根のおしゃれな家が気になる人は、ぜひチェックしてみてください。

 

三角屋根の家とは?

三角形の屋根は切妻(きりつま)屋根とも呼ばれ、屋根の種類の中でも最もシンプルでベーシックな形です。日本では、フラット35を活用して建てられた新築住宅の約4割が三角屋根を採用しています。

参考:住宅金融支援機構「平成29年度フラット35住宅仕様実態調査報告」

日本だけでなく、三角屋根は洋の東西や時代を問わず、さまざまな地域で親しまれてきた定番です。三角形の屋根の形は、世界に共通する家の象徴ともいえるでしょう。

 

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三角屋根にするメリット

ベーシックな三角屋根は、機能面やデザイン面でも多くのメリットがあります。

 

屋根のトラブルが少ない

三角形の屋根は、雨を2方向に分散しやすい左右対称の形をしています。そのため屋根面積が同じ片流れ屋根や陸屋根(りくやね・ろくやね)と比べて、屋根に雨がとどまる時間が短く、雨漏りなどのトラブルが少ないのがメリットです。寄棟屋根と比べると屋根のつなぎ目部分が少ないことも、雨漏りしにくさにつながっています。
積雪地方では、除雪がしやすいところも大きなメリットです。

 

採光性・換気性に優れている

三角屋根の家は、庇(ひさし)や雨どいのない妻側には高い位置まで窓を配置したり勾配のある屋根に天窓を配置したりすることで、より多くの光を室内に取り込めます。

また屋根の面が左右均等な三角屋根は、一般的に熱気や湿気が偏らずに頂点に集めやすいという特徴があります。そのため小屋裏(天井裏)の妻部分に通気口を設けたり三角屋根の頂点部分に換気棟を設置したりすることで、効果的に湿気や熱気を排出することが可能。快適さや家の良好な状態を保ちやすくなります。

 

建築費用を抑えられる

三角屋根は、4方向に傾斜する屋根面を持つ寄棟屋根(よせむねやね)や方形屋根(ほうぎょうやね)などと比べて屋根材が少なくて済むことから、材料費を抑えられます。

また三角屋根の家は、構造がシンプルで施工しやすく、全体的に初期費用を抑えることが可能です。構造がシンプルな家はメンテナンスしやすいため、 リフォーム費用やメンテナンス費用も低く抑えられます。

 

和洋を問わず、さまざまなデザインに対応しやすい

三角屋根の家は、造りがシンプルでさまざまなデザインの外観に対応できるのも魅力です。和風や和モダンの家屋はもちろん、アーリーアメリカンスタイルやプロヴァンス風、南欧風や北欧風の家は三角屋根とも好相性。

好みの外観のテイストやデザインが決まっている人には、三角屋根の家がおすすめです。