インド株に投資する方法


インド株に投資
【画像出典元】「stock.adobe.com/Westlight」

日本の証券会社ではインドの個別株を直接購入できませんが、米国預託証券(ADR)、投資信託、上場投資信託(ETF)を通じて、インド株式市場への間接的な投資は可能です。特に、投資信託やETFは分散投資がしやすく、おすすめです。ここでは、代表的な投資信託やETFを紹介します。投資にあたっては、自分に合った商品を選び、リスクを十分に理解した上で行うようにしてください。

【投資信託】野村インド株投資

基準価額 38,074円
信託報酬 2.2%(年率・税込)
純資産残高  3,100.3億円
主な販売会社野村證券

騰落率
1カ月:0.1%
3カ月:17.7%
6カ月:21.5%
1年:14.7%
※2023年7月31日時点

インド株式に特化したファンドで、その純資産残高はインド株ファンドの中でも最大規模です。このファンドは、インド企業の株式を主要投資対象としており、インド市場への投資に興味のある投資家にとって魅力的な選択肢となっています。

【投資信託】イーストスプリング・インド・インフラファンド

基準価額 15,323円
信託報酬 1.9497%(年率・税込)
純資産残高  296億円
主な販売会社SBI証券、楽天証券、マネックス証券

騰落率
1カ月:0.2%
3カ月:18.3%
6カ月:24.4%
1年:14.6%
※2023年7月31日時点

「イーストスプリング・インド・インフラファンド」は、インドの金融商品取引所に上場しているインフラ関連の銘柄に投資することで長期的な成長を目指しています。為替リスクを考慮せず、インフラ整備が経済成長に欠かせないことを重視しています。この分野は中長期的に魅力的な投資対象であり、成長を見込んでいる投資家には注目すべきファンドです。

【ETF】NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty50連動型上場投信(銘柄コード:1678)

終値  315.7円
売買単位 100株
純資産残高 383.7億円
※2023年9月12日時点

「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty50連動型上場投信」は、東京証券取引所に上場しているETFの中で唯一、インド国内の株式市場を投資対象としています。個別企業への投資は難しいものの、ETFを利用すれば少額でもインド市場に分散投資が可能です。

東証マネ部

ETFは証券会社で購入できます。一方、投資信託はすべての金融機関で取り扱われているわけではないので、ご利用の金融機関のホームページを確認してください。

(広告の後にも続きます)

まとめ

インド株式市場は急上昇し、今注目を浴びています。インドは、世界最大の人口を誇り、ナレンドラ・モディ首相の政策運営により外資系企業の進出を促す制度改正や産業育成政策が進められており、新興国の中でも屈指の有望企業を抱えています。

インド株式市場に投資する方法は、投資信託やETFを通じて間接的な投資が可能です。ただ、新興国にはカントリー(政治・経済の混乱)・リスクや流動性リスクなど先進国投資に比べて気をつけるリスクがあるので、必ず余裕資金で投資するようにしましょう。

※資産運用や投資に関する見解は、執筆者の個人的見解です。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。