投資信託選びは目的を決め、期間・リスクを考える

では次に投資信託選びのポイントについて解説します。

投資を始めるに当たって大切なことは、「毎月の積立額をいくらにするか」「投資先をどこにするか」ではありません。まずは投資の目的を決めることです。老後資金、教育資金、マイホーム購入の頭金、結婚資金など、お金を貯める目的があると思います。このうち何を目的に積み立て投資をするのかをまず決めてください。

投資目的が決まれば自ずと投資期間が決まります。老後資金であれば長期運用、教育資金や住宅資金の確保であれば中期運用、結婚資金などは短期運用となるでしょう。

この投資目的を決めることで、投資先(マーケット)が絞られていきます。長期運用であれば国内外の株式投資信託やREIT、中期運用であれば海外の債券投資信託、短期運用であれば国内の債券投資信託など、リスクの許容度に応じた投資先を検討しましょう。

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初心者は人気ランキングや販売額ランキングを参考に

投資信託の情報サイトや証券会社のサイトを閲覧すると、トータルリターンランキングや販売額人気ランキング、手数料ランキングなどさまざまなランキングを確認することができます。

投資初心者の方は、ついトータルリターンランキングや利回りランキングに目が行きがちです。しかしこのランキング上位にはハイリスクハイリターンの投資信託もあり、投資初心者にはおすすめできません。

これから積み立て投資を始める方が参考にするランキングは、販売額ランキングや販売人気ランキングなどを見ると良いでしょう。要は売れ筋の投資信託を選ぶということです。

どのサイトを見ても人気ランキングの上位には、投資初心者にもおすすめの外国株式や米国株式のインデックスファンドが並んでいます。インデックスファンドであれば買付手数料が無料で信託報酬も低めに設定されているので初心者にはおすすめです。