ジョルジオ アルマーニ「クロスロード」プロジェクト第3弾。日本アンバサダーにサヘル・ローズさんが就任

人生の岐路に立たされた際、自らの意思で決断をし道を切り開いてきた女性たちの物語を語り継ぐジョルジオ アルマーニの世界的プロジェクト「クロスロード」。シーズン3の日本アンバサダーに、俳優のサヘル・ローズさんが就任。特設サイトにてビジュアルとインタビュー動画が公開された。


シーズン3のアンバサダーとデザイナーのジョルジオ・アルマーニ。(左から)ローレン・ワッサー、ミリアム・レオーネ、イネス・ラウ、ジョルジオ・アルマーニ、リリー・アレン、ヤオ・チェン、サヘル・ローズ

女性が持つ真の強さをサポートし続けるジョルジオ アルマーニ。2021年に立ち上げたプロジェクト「クロスロード」では、独立心あふれる女性たちが迎えた人生の「クロスロード=岐路」における決断について語るインタビュー動画を公開している。

シーズン3の日本アンバサダーを務めるサヘル・ローズさんは、イラン・イラク戦争下のイランで誕生。幼少期を孤児院で過ごした後、7歳で養子縁組をした養母とともに日本へ移住。その後、高校生から俳優としてのキャリアを積み、近年では舞台演出や映画監督を手掛けるなど表現の幅を広げている。

また、人権問題に積極的に取り組んでいることでも知られ、世界中の難民キャンプや孤児、ストリートチルドレンなど子どもたちへの支援活動を展開。2020年にはアメリカで人権活動家賞を受賞した。

ここでは「クロスロード」日本アンバサダーに就任したサヘル・ローズさんのコメントをご紹介。

Q1「クロスロード」プロジェクトの日本アンバサダーに選ばれた時、どのように思われましたか? 

「本当に光栄です。心から感謝致します。はじめに話を聞いたときは、ドッキリ!に違いないと思うくらいに半信半疑でした。理由としては、モデルでもない、高身長でもない、何者でもないからです。なぜ、私なんだろう? ドッキリじゃないと分かってからも、実は不安の方が強くありました。ですが『クロスロード』の本質を知った瞬間に養母の顔が浮かび、少し腑に落ちました。

外国人として日本で長く生活をしてきていますが、 こういう姿を他の外国籍の仲間や同胞が見てくれて、何か励みになれるのなら光栄ですし、お節介をしてくれた日本の方々への恩返しにもなれれば光栄です。イラン人の私が日本代表に選ばれる不思議な感覚こそが『地球人』として生きる事を提示したい私の表現にぴったり。

そう、今まで通りの姿で私はいいんだ。背伸びをする必要がない。モデルではないのだから、胸を張って『普通のサヘル』で存在してていい。純粋に自分が選ばれたというより、ここまで育ててくれた養母が選ばれた、とも私は感じています。 今の私がここにいるのは養母がいたからです。そう感じた瞬間に『フローラにありがとう、そしておめでとう』と心から思いました」

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Q2 イタリアを代表するブランド「ジョルジオ アルマーニ」に対して、どのような思いを抱いてますか?

「自立した女性像を感じますし、そこにはブレない意思と共に、女性の中で動く地球の息吹を、新しいコレクションから、そして洋服から感じています。憧れです。『ジョルジオ アルマーニ』が似合う女性になりたい。洗練されたラインとともに、自信を持たせてくれる魔法があります。洋服は生地ではない。洋服には魂がある。それは作り手の思い、愛情が宿るからこそ『ジョルジオ アルマーニ』と目が合う。そんな洋服と目が合う奇跡の瞬間が世界観の壮大さを物語っています」

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