年末調整ができなかったときは自分で確定申告することが必要


税務書類を作成する
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会社に提出する資料が多く、本来提出すべき書類を提出せずに年末調整を受けることができなかった場合は、自分で確定申告をして所得税の還付を受ける必要があります。

私のお客さまの中には、控除証明書の提出を忘れたことにより税金の計算が正しくされず、年末調整の他に確定申告をしたという人も数名おられました。

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年末調整の仕組みを理解して正しく申告し、還付金をもらおう

年末調整を正しく受けるためには、所得税の仕組みを理解しておく必要があります。所得税は1年間を通じて受け取った給与総額に対してかかるわけではなく、給与所得控除や基礎控除、生命保険料控除や地震保険料控除、配偶者控除や扶養家族控除、さらには住宅ローン控除や寄付控除、イデコに加入している場合は小規模企業共済等掛金控除など、さまざまな所得控除があります。

年末調整で所得税の計算を会社に任せきりの場合は、なかなか理解することが難しいかもしれませんが、勉強のために1度自分で確定申告をしてみるのも良いかもしれませんね。