高齢者の口内炎の気をつけるべき種類や対策方法を解説

口内炎は誰にでもできる口周りのトラブルとして認識されていますが、実は高齢者の口内炎には重症化するリスクのある口内炎も存在しているのです。

とはいえ、そもそも口内炎に種類があることや高齢者が気をつけるべき口内炎について知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、高齢者の口内炎の原因や対策方法、気をつけるべき種類などについて詳しく解説します。

高齢者は口内炎ができやすい?

口内炎とは唇や頬、舌、歯肉などの口腔内の粘膜に炎症が起きることを指します。

子どもから大人まで口内炎はできますが、実は高齢者は口内炎ができやすいという特徴があるのです。

そもそも口内炎になる原因は以下のようなものが挙げられます。

熱い食事を好んで食べる
辛い食事を好んで食べる
喫煙する
偏食
歯ブラシを正しく使えていない
口腔内に不衛生な状態が続く
ストレス
睡眠不足
疲労
アレルギー

このように口内炎が発症する原因はさまざまとなっており、高齢者だけに当てはまるものではありません。

しかし、高齢者の中でも介護が必要な高齢者は口の中を定期的にチェックすることが難しい場合もあるため、虫歯や歯石、歯垢、歯周病、ドライマウスなど、口内炎の原因となる状態になりやすいです。

また、高齢者は入れ歯や義歯を使用することも多く、しっかりとケアをしないと口内状態が不衛生になってしまいます。

このようなことから、高齢者のほうが口内炎が発生しやすいと言われているのです。

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高齢者の口内炎の対策方法

高齢者の口内炎が発生しないように対策する方法は以下の通りです。

義歯(入れ歯)を毎日ブラッシングする
義歯(入れ歯)を洗浄液でケアする
口腔内の粘膜を傷つけないようにする
生活習慣を整える

それぞれの対策方法について、以下で詳しく解説します。

1.義歯(入れ歯)を毎日ブラッシングする

通常のブラッシングでは義歯(入れ歯)に付いた汚れをすべて取り除くことが難しいため、義歯(入れ歯)用のブラシを使用してブラッシングすることが大切です。

義歯(入れ歯)専用のブラシは一般的な歯ブラシよりもブラシの面積が広くなっており、効率的に義歯(入れ歯)をブラッシングすることができます。

2.義歯(入れ歯)を洗浄液でケアする

義歯(入れ歯)をブラッシングするだけでは取り除けない汚れに関しては専用の洗浄液を使用してケアをすることが必要です。

義歯(入れ歯)専用の洗浄液には活性化酵素やタンパク質分解酵素などが含まれていることが多く、これらの成分の効果で除菌・消臭・着色汚れの除去をすることができるため、義歯(入れ歯)を清潔に保つことができます。

3.口腔内の粘膜を傷つけないようにする

口腔内の粘膜を傷つけてしまうと、その傷から細菌やウイルスが侵入してしまい口内炎になってしまいます。

口腔内の粘膜は非常に傷つきやすく、熱い食べ物や辛い食べ物の刺激でも傷ついてしまうことがありますし、義歯(入れ歯)が触れてしまうだけでも傷ついてしまうことがあるのです。

また、義歯(入れ歯)がしっかりと噛み合っていないと粘膜を傷つける可能性があるため、義歯(入れ歯)を付けていて違和感がある場合は早めに医師に相談しましょう。

4.生活習慣を整える

口内炎は生活習慣の乱れによる免疫力低下によって発生しやすくなるため、生活習慣や食生活などを健康に保ち、日頃から免疫力を高めておくことが大切です。

また、適度な運動を日頃から取り入れることは免疫力を高めるためにも効果的です。