子供から大人になる人生の節目でもある「成人」では、盛大にお祝いしてあげたいと考える人も多い一方、成人のお祝いには相場があります。本記事では、相手との関係別に見た成人祝いの相場やおすすめのプレゼント、渡す時のマナーをご紹介します。自分の子供や親戚、孫が成人を迎えた際には、適切な方法でお祝いをしてあげましょう。
成人祝いを贈る時のマナー
成人祝いを贈る時は、マナー違反とならないように注意しなければなりません。せっかくの成人のお祝いなので、相手も気持ちよく受け取れるように気をつけましょう。
お祝いの金額は奇数にする
お祝い金は、あくまでも相手を祝う気持ちを示すためのものであり、包む金額にこれといった決まりがあるわけではありません。
しかし、日本では古来より慶事のお祝い金には奇数がよいとする風習があります。
1万円や3万円といった奇数を心がけるほか「死」や「苦」を連想させる「4」や「9」といった数字は避けるようにしましょう。また、お祝い金は新札を用意するのがマナーです。
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ご祝儀袋は紅白の蝶結びの水引
成人祝いで用意するご祝儀袋はもちろん、プレゼントを贈る際も「のし袋(紙)」と「水引」を意識しましょう。水引は何度あってもよいお祝い事に用いられる「紅白蝶結び」の水引を使用します。
この紅白蝶結びの水引は、蝶結びが結び目を何度でも結び直せることから「何度あっても嬉しいお祝い事」に用いられます。子供の成長に関連するお祝いや出産、長寿のお祝いにも使用するので、覚えておくと便利でしょう。
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ご祝儀袋の書き方
水引きの上に記載する表書きには「祝御成人」「成人御祝い」などと書き、その下に送り主の名前を書くのが一般的です。連名で贈る場合はお互いの名前をフルネームで記載し、目上の人を右側に書くようにしましょう。(夫婦連名の場合は夫の氏名を中央に書き、妻の氏名を左側に書く)
お金やプレゼントと一緒にメッセージを添えるのも喜ばれますが、まだ成人したばかりの相手に対して結婚や出産といったプレッシャーを与える内容のメッセージは避けるようにしましょう。
成人祝いを渡すタイミング
成人祝いは、成人式が行われる1月の第2月曜日までに渡します。会う機会がない場合は、成人式の前日、または当日の午前中に届くよう郵送で送るとよいでしょう。
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【男女共通】成人祝いに贈るプレゼントの例
ここからは、成人のお祝いとして現金ではなくプレゼントを贈る際の例を紹介します。何を贈るか迷った際は、ぜひ参考にしてみてください。
まずは男女共通のプレゼント例です。
文房具
大学や仕事でも使えるボールペンや万年筆、手帳などの文房具は成人祝いのプレゼントに最適です。
特に名前入りの高級ボールペンや万年筆などは、一生使える記念品になることでしょう。高級文房具は、実用的かつ自分では買いにくいという点で、新成人へのプレゼントにぴったりだといえます。
お酒
20歳といえば、お酒が飲めるようになる年齢です。成人祝いとして、梅酒や日本酒などのお酒を贈るのもよいでしょう。
ちょっと豪華なお酒として、高級感のあるシャンパンを選ぶのもよいかもしれません。
また、ボトルに名前を入れるなどのサービスを利用すれば、飲み終わった後のボトルが記念品にもなります。ただし、お酒を贈る場合は本人がお酒を飲めるかどうかを確認することはもちろん、好みに合わせたお酒を贈るようにしましょう。
財布・名刺入れ
ブランドの財布や名刺入れも喜ばれるプレゼントの1つです。普段使いできる財布はもちろん、ビジネスシーンで必要になる名刺入れは、持っていて困らないアイテムといえます。
特に何年も使うことによって味が出てくる革製品や、素材にこだわったものを渡せば、これから長く愛用してもらえるでしょう。