5LDK以上の新築一戸建てを建てるなら、どれくらいの土地を用意しないといけないのでしょうか。部屋数は多い方がイイ! という方に、実際の5LDKの間取り集とその間取りを実現するために必要な土地の広さの目安をお届けします!

とにかく広々とした住まいで、ゆとりある部屋数にしたいという希望を持っている方もいるのではないでしょうか。5LDK以上の部屋数があるマンションや一戸建ては郊外ならその希望は叶いますが、都心では供給数が少なく、リアルな物件をチェックするのは難しいですよね。

5LDK以上の新築一戸建てを建てるなら、どれくらいの土地を用意しないといけないのかな? と気になっている方に実際の5LDKの間取り集と、その間取りを実現するために必要な土地の広さの目安をお届けします!


5LDKはどんな暮らしが実現できる?



「私は部屋の数を多くしたいけれど、旦那は予算優先で説得が難しい」なんていう声も出てくる5LDK以上の間取り。「部屋数が多いことでどんなメリットがありましたか?」「実際に5LDK以上の部屋数をどのように活用していますか?」などを聞いてきました。

家族全員の個室が用意できる!


わが家は家族全員、趣味を持っています。夫はプラモデル作り、私はアクセサリー作りが趣味。2人の子どもは小さい頃からインドア派で、中学生になった娘はイラストを描くのが好きで、高校生になった息子はミニチュア制作にはまっています。一人で没頭できる空間は必要だと思っているし、作業が途中になってもそのままにして、他の人には触られたくないですよね。

もし家族全員が個室でなかったら、リビングで作業をすることになります。すると片付かなくて揉めただろうし、好きなことに集中できずリラックスできていなかったと思います。家族分の個室をつくってめちゃくちゃよかったです。

一室を収納、一室を図書室に





寝室に収納スペースと書斎スペースを取り入れるのがイヤだったので、それそれ別の部屋にしました。寝室は文字通り快適に眠る空間にして、1室をウォークインクローゼットのように使い、さらに1室を書斎兼図書室に。

専用の部屋にすると目的に合わせたインテリアや収納アイテムを置くことができ、照明、空調も最小限のもので済みます。さらにそれぞれの部屋を広くする必要がないので、大きな土地を購入せずに済みました。

1年に1度家族全員参加の部屋決めを行い、家族のコミュニケーションを深めてます!


わが家では1年に1度、家族全員参加の「部屋決め」をしています♪ 各部屋、大きさ・場所・日当たりが全然違ので、ジャンケンで争奪戦をして勝った人から好きな部屋を選ぶんです。

この家に引っ越してきた際、子どもたちがどの部屋にするか揉め、それを仲裁するためにジャンケンで決めさせたのがきっかけなんです(笑)。年に1回強制引っ越しのような状態になるので、普段できないような場所も掃除ができて不用品が溜まらず、気分転換にもなっていいこと尽くめです。


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5LDK間取り実例集から必要な面積をチェック!



■建ぺい率(%)=建築面積(建物を真上からみたときの面積)÷敷地面積
その土地に建物が占めることができる面積の割合

■容積率(%)=延床面積÷敷地面積
その土地に何階建ての建物が建てられるかを示す割合。建物の階数が多いほど、容積率が大きくなる
土地探しでは「用途地域」によって建てられる建物の大きさが大きく変わります。「建築基準法」は大きく分けて「単体規定」と「集団規定」の2種類があります。「単体規定」は全国一律に制限される規定。「集団規定」は原則として「都市計画区域」および「準都市計画区域内」に限り適用される規定のことです。

この「集団規定」の「都市計画区域」に建ぺい率、容積率などが定められ、一般的に容積率が建ぺい率の2倍になっていのがバランスのいい土地だといわれます。高級住宅地は建ぺい率が低く、庭などが広く確保できるのでご近所の騒音などが気になることはありませんが、そもそもの敷地が広いので土地代が高くなります。

逆に、商業施設や飲食店などが近いエリアは建ぺい率が高めに指定され、土地いっぱいに建物を建てることができます。しかし、土地代が高い割には敷地が狭く、庭も狭いので隣接住戸が近くなり、ご近所の騒音が気になるかもしれません。

>>「知らない」はNG!家を建てるのに絶対必要な「建築確認申請」って?
>>住宅購入を考えるならおさえておきたい建築用語10選
>>建ぺい率、容積率とは? 土地と建物の制限に要注意


スタンダードな2階建てでゆとりの5LDKをかなえる!

では、5LDKの部屋数を確保する場合、土地の広さはどのくらいあればいいのでしょうか。イメージしやすいよう、アイダ設計ホームページの間取り集にある「5LDKの間取りと床面積」を参考に、建ぺい率・容積率を加味した「必要な土地の広さの目安」をまとめてみました。



16帖もあるLDKに続きの和室6帖、トイレやお風呂などの水回りを1階に配置した使い勝手のいいレイアウト。2階には9帖、6帖+3.5帖のロフトが2室、3帖と大小さまざまな使い方ができる個室の組み合わせになっている5LDKの間取りです。

2階9帖の部屋を夫婦の寝室にしてゆったりと。3帖部屋は在宅ワークができるように静かな環境を確保。二人のお子さんの部屋にはそれぞれクローゼットとロフトがあるため、荷物が増えても安心です。さらに1階の6帖和室は来客の宿泊も対応可能で、広めの戸建てならではのゆとりがあります。

5LDK+ロフト2カ所、ゆとりの2階建てを建てるのに必要な面積は?


上記のレイアウトで考えてみましょう。 延床面積/113.44㎡         
1階床面積/57.96㎡       
2階床面積/55.48㎡
参考:アイダ設計 間取り集「2階建て」PLAN17
■容積率50%の場合
113.44㎡×容積率50%=土地面積226.88㎡(約68.63坪)

■容積率80%の場合
113.44㎡×容積率40%=土地面積141.8㎡(約42.9坪)

■容積率200%の場合
113.44㎡×容積率200%=土地面積56.72㎡(約17.2坪)

■容積率400%の場合
113.44㎡×容積率400%=土地面積28.36㎡(約8.6坪)


土地の大きさだけでなく、交通機関や商店街、病院、学校、公共施設などの近さや便利さ、土地の形や接道の方向などで土地の価格は変わってきます。

土地の広さだけを純粋に考えるなら、妥協できる点も踏まえて考えてみるのもいいでしょう。大まかな「エリア」を決めるときの参考にしてくださいね!


>>土地が安い地域ってどうやって調べられる?
>>「駅から遠い」のデメリット解消! 理想の土地探しのチェックポイント
>>どこに住もう? 土地探しのポイントとは~イラストで誰でも分かる家づくり 第7回


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