マンスリーマンションにもデメリットはある

マンスリーマンションには多くのメリットがありますが、実はデメリットもあります。
どの程度妥協できるのか、住む場所に対してこだわりたいポイントなどを考えながらデメリットをチェックしてみましょう。

住民票の移動ができない

マンスリーマンションに住む場合、住民票の移動ができません。
一般的な賃貸に比べ、短期間の居住になることから、移動が認められていないのです。
住民票が以前住んでいた自治体にある場合、免許更新や必要な書類の発行に手間や時間がかかってしまいます。
特に、住民票のある自治体まで数時間かかるケースだと、かなり不便に感じるのではないでしょうか。
ちなみに、郵便物の受け取りは住民票が違う自治体にあっても可能です。
近くの郵便局に行き、転居届を出すだけでマンスリーマンションに郵便物が届くようになります。

家族・知人を呼べても宿泊はできない

マンスリーホテルでは叶わなかった家族・知人の招待ですが、マンスリーマンションでは招待が可能です。
気軽に家族や知人を招待できるため、マンスリーホテルよりも充実した暮らしができるでしょう。
ここで注意したいのが、家族や知人の宿泊は認められていないということです。
契約している人数を超えて利用したという扱いになり、契約違反と判断され、違約金の請求や契約解除につながるおそれがあります。
宿泊する場合は、必ず会社に相談しましょう。
会社によっては許可が下り、宿泊が認められる場合があります。

家具・家電やインテリアを自分好みにできない

元々家具・家電、インテリアが揃っているという点は、マンスリーマンションのメリットです。
しかし、部屋の雰囲気にこだわって自分好みに変えることはできません。
マンスリーマンション選びである程度の雰囲気は選択できますが、細かい部分は大目に見る必要があります。
住んでいるうちにインテリアに飽きてしまう、好みのインテリアを見つけたけど取り入れられないといったことが起きた場合も、デメリットを感じる瞬間となるでしょう。

日用品の準備や家事をする必要がある

家具や家電が揃っているものの、タオルやバスアイテム、歯ブラシ、ティッシュなどの日用品は住む人が準備しなければなりません。
そういった準備を面倒に感じる方にとってはデメリットになります。
もちろん掃除や食事の準備、洗濯なども自分で行う必要があります。
その分節約できるといったメリットもありますが、面倒に感じる方や時間を無駄にしたくないという方は、マンスリーホテルを選択するのがおすすめです。

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自分に合った滞在先を選ぶには?

では、自分に合った滞在先を選ぶためにはどのように考えれば良いのでしょうか。
4つの面から考えてみましょう。

滞在期間で考える

まずは、滞在期間の長さで考えます。
マンスリーホテルは基本的に1週間単位で分けて予約を行うため、1週間以上の滞在となると、予約の手間がかかります。
マンスリーマンションは、1週間以上の滞在向けとなり、1年以上の契約をすることも可能です。
1週間以内の場合はマンスリーホテル、1週間以上の滞在であればマンスリーマンションを選択するのが一般的と言えるでしょう。
しかし、ホテルによっては半年まで予約を受け付けていることがあります。
メリットとデメリットを比べ、ホテルが魅力的に感じた場合で、半年以内の滞在であればマンスリーホテルも視野に入れるのがおすすめです。

家事を自分でしたいかどうか

料理や掃除、洗濯にこだわりがある場合は、マンスリーマンションが向いているでしょう。
特にこだわりがない、家事を面倒に感じる方はマンスリーホテルがおすすめです。
家事に関しては、自己流でないとストレスに感じ、快適な暮らしができなくなる可能性もあるため、自分がどのように考えているのかをしっかりと見極めるのが大切です。
他人が自分の部屋に入ることを不快に思う方も注意が必要でしょう。
マンスリーホテルは、掃除や日用品の補充などでホテルスタッフが定期的に部屋を出入りします。
それによってプライベート感が薄れ、なんだか落ちつかないといった状況になることがあるのです。
家事が面倒でも、プライベート空間を大切にしたい場合はマンスリーマンションを選択するのが無難でしょう。

利便性で考える

利便性で比べると、やはりマンスリーホテルの方が高くなります。
ホテルということで、観光地や駅前といった立地であることが多く、移動がしやすい他、お店なども豊富です。
一方でマンスリーマンションは、通常のマンションと変わらないため、駅から遠い物件や街灯が少ない住宅街にある物件など、利便性は低めです。
利便性については、ライフスタイルによっても重要度が変わります。
職場までの近さや帰宅時間なども含めて考えてみましょう。

費用面で考える

滞在先を選ぶにあたって特に重要なのが費用面です。
費用面については滞在期間によっても大きく変わってきますが、1ヶ月の滞在期間で比べた場合は、マンスリーマンションの方が費用は抑えられることが多いです。
マンスリーホテルの場合、宿泊料だけでなく、洗濯や外食費などが加わるため、かなり高い出費になるでしょう。
マンスリーマンションであれば、自炊や洗濯ができるため、節約の幅も広がります。

まとめ

今回は、マンスリーホテルのメリット・デメリット、マンスリーマンションとの違いなどについてご紹介しました。
マンスリーホテルは、需要が高くなったことによって、多くのビジネスホテルが対応しています。
しかし、滞在期間によっては、マンスリーマンションへの滞在を選択することも可能です。
マンスリーマンションは1週間以上の滞在に向いており、長くて2年以上住める場合があります。
滞在期間はもちろん、メリット・デメリットを比べて、自分がどのように暮らしたいか考えてみましょう。
マンスリーホテルやマンスリーマンションへの滞在を検討している方は、ぜひ自分に合った滞在先の選び方も参考にしてみてください。