今最も注目のお店がある。2021年のサロン・デュ・ショコラでデビューし、店舗は持たず、催事等で販売されるお菓子は完売。定期的に開催されていたデザートコースも予約開始後すぐ完売するなど、多くのスイーツ好きを虜にしてきました。

その名も「PAYSAGE(ペイサージュ)」。今年2月22日に代官山に初の旗艦店をオープン。1階ではケーキや焼き菓子、予約制アフタヌーンティー、2階では予約制パフェとデザートコースを味わうことができ、今までにない規模を誇ります。

今回はそんな「PAYSAGE(ペイサージュ)」の江藤英樹シェフを取材。前回のお店の全貌を取材した記事に続き、今回はアフタヌーンティーの魅力に迫ります。

<前回の記事はこちらから>
今年一話題の店が代官山に!スイーツ好きが通う「PAYSAGE(ペイサージュ)」。ウワサのデザートの楽園に潜入

自然と建築が重なり合う。ペイサージュ初の旗艦店が代官山に

お店がオープンしたのは2023年にオープンした複合施設「フォレストゲート 代官山」。代官山駅から徒歩1分という好立地で、「暮らす」「働く」「遊ぶ」をテーマに、代官山の新たな働く人たち、遊びに来る人たちの玄関口として注目を集めています。

そんな場所にお店を構える「PAYSAGE(ペイサージュ)」。

「渋谷区ながらも緑があったりと街並みが落ち着いているんですよ。デザイン設計は世界的に有名な隈研吾さんが手がけるということもあり、自然を建築に取り込んでいるところなど、ペイサージュの世界観に合うと思い出店に至りました」と話すのはシェフ・パティシエの江藤英樹シェフ。

フランス・ラナプール「L’OASIS」、カンヌ「Villa des Lys」にて修行し、日本へ帰国後は「BEIGE Alain Ducasse TOKYO」、「SUGALABO」、「THIERRY MARX」、「UNIS」など数々の名店を渡り歩いた方です。

店名である「ペイサージュ」は、フランス語で“風景・景色・光景”という意味。微笑ましい光景の中や、心の中にも残っている幸せな思い出を呼び起こすようなスイーツ作りをされています。

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全部美味しい。お店の世界観が詰まったパティシエが作るアフタヌーンティー


アフタヌーンティー ¥7,500(税込)

江藤シェフ単独では初のアフタヌーンティー。一般的なアフタヌーンティーの1.5倍ぐらいの大きさのタルト、フルーツ、ムースなどいろいろな洋菓子のスイーツが入っていて、一個一個しっかりと味わえます。また、カプレーゼやブルスケッタなどのセイボリーもレストランで食べているかのような美味しさが特長。

アフタヌーンティーをはじめられた経緯を伺うと…

江藤シェフ
「ペイサージュの光景という部分で、お客様が大切な人と楽しく、美味しいひと時を過ごしていただきたいという想いからアフタヌーンティーにしました」

取材時に提供されていた「プティガーデン」は、ペイサージュのオリジナル紅茶“ガーデン”の茶葉を使ったケーキで、紅茶の心地いい香りとフランボワーズの甘酸っぱさのバランスが絶妙。またスコーンは「アールグレイ」と「メープルバター」の2種。スコーンに合わせるコンフィチュールは季節で変わるそうで、この日は瑞々しい果実の美味しさがクセになる「ホオズキ」でした。お店でも販売されているので、自宅でのティータイムにもおすすめです。

その時美味しい旬のフルーツを使ったアフタヌーンティーは、1、2か月で変わるのだそう。すべて変わるのではなく、お客さんの評判が良かったものはあえて残し、季節感も楽しめるメニュー構成はペイサージュならでは。二時間制なのでゆっくり話し合いながら楽しめるのも魅力的です。

さらにテーブルウェアは、佐賀県の窯元・李荘窯の寺内信二氏による有田焼食器が。PAYSAGE のシンボルであるボタニカル模様を施されていて、スイーツはもちろんお皿にもブランドの世界観が詰まっています。