45歳ごろから強い眠気が襲ってきたり、気持ちが落ち込んだりと体調が優れないように。更年期治療で通院している産婦人科医に相談することにしました。ホルモンバランスの影響と生活習慣の乱れかもしれないと言われ、薬を処方されて飲んでいましたが、あまり効果がないようにも感じられました。なかなか治らず仕事にも生活にも支障が出てきたので、会社を休職することになった体験談を紹介します。

寝ても寝ても眠い状態が1カ月ほど続く



夜はしっかりと寝ているのに昼間も眠気が襲ってくることがあり、仕事中はコーヒーを飲んだり、こまめな休憩を挟んだりして対処していました。時にはどうしても耐えられず早めに仕事を切り上げて、休むこともありました。また、眠気のほかにも今まで心配しなかったことにも過敏に反応してしまい、不安になったり落ち込んだりすることもありました。

このような日が1カ月以上続くので心配になり、更年期治療で通院している産婦人科の医師に更年期との関係があるのか相談することにしたのです。ある診察の日に、かかりつけの産婦人科医に眠い日が続くことと気持ちが落ち込むことを伝えました。医師から普段の生活スタイルや薬の使用頻度について聞かれ、私は運動不足であることと薬も少しさぼり気味であることを伝えました。すると、更年期の影響もあるということで、朝に散歩を取り入れてしっかりと薬を服用し、様子を見てくださいと医師から指導を受けました。

「更年期の影響でホルモンのバランスが乱れることから気持ちが落ち込んだり、眠くなったりすることもあるのですが、薬だけに頼るのではなく生活を見直すことや誰かと話せる環境も大切」と医師が話してくれました。また、薬で症状も和らいでくるということだったため、期待を膨らませてその日は家に戻ったのです。

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仕事に支障を来して休職することに



産婦人科を受診してからなるべく散歩をするように心がけ、生活スタイルの乱れを正そうと努めました。薬もしっかりと決められた用量で服用し、効果もそろそろ出てくるだろうと期待していましたが、しばらく続けても眠気の症状は変わりませんでした。次の受診日まで半年ほどあったので、すぐに効果は出ないのかもしれないと思い、気長に様子を見ることにしました。

しかし、1カ月たっても一向に眠気がなくならず頭が働かない状態で仕事にも支障を来たすようになってしまったのです。私の仕事は文章を書くことで、情報を調べたりどのように書けばいいのか考えたりするので、頭が働かないときは仕事の進み具合がとても遅くなってしまいます。

そのため、会社でこれまでのスピードで仕事ができず部署の人に迷惑をかけてしまったのです。何度も迷惑をかけてしまったので、上司や社長からも注意されてしまいました。私は自分の仕事のスピードが落ちていることを真摯(しんし)に受け止めるべきだったのですが、なぜか相談することすらできませんでした。

このままではいけないと思っていた矢先、会社から部署が休業になるということだったので、思い切って副業も休みしっかりと休養することにしたのです。