ニゲラの名前の由来・花言葉


Sarah2/Shutterstock.com

ニゲラの花の名前はラテン語の「niger」(黒いという意味)から来ており、真っ黒な種に由来しているとされています。和名の黒種草(クロタネソウ)も同様に、タネが黒いことから名付けられました。英名には、「Love in a mist(ラブ・イン・ア・ミスト/霧の中の恋人)」や「Devil in a bush(デビル・イン・ア・ブッシュ/茂みの中の悪魔)」があります。これらは花や姿の独特の造形から名付けられたようです。

ニゲラの花言葉は、「当惑」「困惑」「不屈の精神」「夢の中の恋」「ひそかな喜び」「夢の中で会いましょう」など。いずれもトゲを絡めた中で、ひそやかに美しい花を咲かせる姿をイメージさせるものばかりです。

(広告の後にも続きます)

ニゲラの種類


Golden Shark 2/Shutterstock.com

ニゲラはさまざまな園芸品種が出回っており、代表的なのは以下の通りです。

‘マルベリーローズ’は、八重咲きの愛らしいピンクの花がつきます。濃いめのピンクがでたり、ピンクと白の2色咲きになったり、その色幅やグラデーションを観賞する楽しさもあり、群植すると迫力が出ます。草丈は50cm前後。

‘ペルシャンジュエル’は、花径が4〜5cmで、紫、青、白、ピンクの色が揃います。華やかな八重咲きの花姿が魅力です。

‘ブルーイスタンブール’は、その名の通り澄んだブルーの花色が目を引く品種。花径は6cmほどとやや大きめで、花もちがいい性質があります。草丈は120cmほどになるので、花壇の後段などに。

ニゲラ・パピローサ‘アフリカンブライド’は、人気の白花種。真っ白な5弁花に黒みを帯びた雌しべや雄しべのコントラストが美しいのが特徴です。草丈は50cmほど。

‘グリーンマジック’は花弁と萼片がなく、グリーンに白がほんのりのる爽やかな総苞を観賞する品種です。