日持ち良し!おしゃれに草っぽい花「アルストロメリア」を飾るコツをプロが解説!

アルストロメリアの飾り方4:一輪をさまざまに楽しむ

アルストロメリアは1本に何輪も花が付いているので、たった1本でもブーケのような雰囲気が楽しめる花です。長めのまま、すらりとした姿を楽しんでみましょう。

長めの1本を生ける場合、口が狭まっている器ですとバランスよく見えますので、一輪挿しにこだわらず、お気に入りの空き瓶などを見つけて飾ってみてください。

お手入れを重ねて少しずつ茎が短くなってきたら、器を変えて楽しんでみましょう。
今度は色ガラスの少しだけボリューム感のある器に生け替えてみました。

「パール」は控えめな印象の花なので、個性的な器でも合わせやすいかと思います。シンプルに花をあしらう場合にこそ、個性的な器を選んで、器との組み合わせも楽しんでみてくださいね。

放射状に付いている花を小分けにして、小さなガラス瓶に生けました。

そのまま飾るのもかわいらしいのですが、もし、ケーキスタンドがあれば、こんなふうに小さな器に生けたアルストロメリアを集めてみると、ドレスアップした雰囲気が演出できます。

ここではケーキスタンドを使いましたが、トレーやお皿などにのせても素敵ですよ。
アルストロメリアは日持ちがよい花なので、きれいな花が残っていることも多いと思います。ぜひ最後の一輪まで工夫して楽しみつくしてくださいね!

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「アルストロメリア」の基本情報

●出回り時期: 通年(旬は4月~6月)
●香り:なし(一部品種あり)
●学名:Alstroemeria
●分類:ユリズイセン科 ユリズイセン属(アルストロメリア属)
●和名:百合水仙(ユリズイセン)、インカの百合
●英名:Alstroemeria / Peruvian lily / Lily of the incas
●原産地:南アメリカ
●花言葉:「献身」「愛着」「幸福」「凛々しさ」など

構成・写真=石川恵子(第一園芸・花毎)

花屋の第一園芸が運営する花にまつわるコトを楽しむWEBサイト「花毎」。二十四節気とともに感じる季節の花を軸に、買うだけではない花の楽しみ方をさまざまな角度からご紹介。花毎の書籍に『 花月暦』(株式会社パイ インターナショナル刊)