血のつながった子どもやその孫はかわいいとよく聞きます。ですが、自分の子どもの配偶者をおとしめてまで自慢話をされるのは、誰でも気持ちのよいものではないと思います。私もそれが原因で、義母とはほとんど縁を切った状態になりました。

結婚前には何も言われなかったのに

夫からのプロポーズを受け、夫の実家にごあいさつに行ったときのことです。そのときは、義父と義母はとてもやさしく接してくれました。問われるままに私の仕事や両親の話もし、和やかにその場は過ぎました。

結婚後は夫と2人で住む予定でしたが、義父母がやさしい方たちでよかったとホッとしたのを覚えています。結婚後に義母の身内自慢が苦痛になるとは、そのときは思いもしませんでした。

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自分の子どもや孫は優秀で当たり前

ある日、義母が私がひとりで自宅にいるときに遊びに来てくれました。事前の電話連絡などもなく突然の訪問だったため、お茶と有り合わせのお菓子を出すのが精いっぱいでした。

そんな私の様子を見て、「あらぁ、私の娘(夫の姉)はいつも私の好きなお菓子を切らさないでくれるのよ。まあ、本当の娘だからわかるのかもね」と笑いながら義母が言いました。心にちょっと引っかかりましたが、そのときはそれほど気にせず忘れてしまいました。

それから自分の子どもの自慢話が始まりました。娘は美人でミス〇〇に選ばれた、息子(夫の兄)は頭がよくて有名企業に入ってくれて鼻が高い、夫は小さいころから女の子にモテモテだったなど、「自分の子どもたちは美形で優秀なの、私に似たのかしらね」と話すのを初めは黙って聞いていました。