アイスもホットも、産地も選べるチョコレートドリンク
「ホイップクリームチョコレート」
チョコレートドリンクは、シンプルな『ピュアチョコレート』をはじめ、ホイップクリームをトッピングした『ホイップクリームチョコレート』やマシュマロをのせたものなど、5種以上がラインアップ。いずれもホットとアイスから選べ、アイスのカップにはチョコレートで描かれたキュートな模様も。

ドリンクはカスタマイズが豊富で、メニューを決めた後に、ベースとなるチョコレートを異なる産地の2種類から、さらに甘さや追加のトッピングをセレクト可能。『ガートココア』のカカオ豆の産地は4つの地域があり、北部のチェンマイと南部のプラチュアップ、東部のチャンタブリーと南部のチュンポーンなど、ベースのチョコレートの候補は風味の違いを楽しめる2つの地域が日替わりで並びます。
澤平さん
「ドリンクは、乳化剤は不使用、加えるカカオバターも最低限にしたカカオマスを使って作ることにこだわっています。そうすることで、ベースを作る際にミルクと合わせても、カカオの風味を感じられるようになるんです。

温度を上げすぎないように、チョコレートを細かく刻み、低温でゆっくり溶かすのも特徴です。温めたミルクと丁寧にブレンドすることで、ベースにチョコレートがしっかり溶け込こむようにもしています。
お店ではコーヒーやミルクも提供しているので、“クッキーがチョコレートを使っているからドリンクはシンプルなものに”となるかな、とも思っていました。でも実際はたくさんの人にクッキーとチョコレートドリンクの組み合わせを楽しんでもらえていて、嬉しいです」
「Thai Signature Bonbons -Journey-」
お店ではカカオ豆ときび砂糖のみで作るタブレットや、2025年1月から登場した日本限定ショコラ『Thai Signature Bonbons』も販売。『Thai Signature Bonbons』は3粒入りと6粒入りがあり、タイの魅力を感じる素材と、カカオの風味が豊かなチョコレートガナッシュの調和を楽しめるフレーバーばかり。
タイ・チェンマイのティーブランド「ARAKUSA」のタイティーや、東洋のバニラとも呼ばれる甘い香りの植物・パンダンリーフなどが香り付けに使われています。
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「チョコレートで世界とつながる楽しさを」日本で実店舗を開いた理由とは?
タイで「ガートココア」に出会い、日本にその魅力を伝える第一人者となった澤平さん。実店舗を開いたきっかけ、そして、澤平さんがタイと日本の架け橋となり、チョコレートで多くの人を笑顔にする原動力とは?

澤平さん
「実店舗のオープンは、2018年の12月頃、タイでこのメーカーのカフェに出会ってからずっと考えていたことでした。タイでのワクワク感や『ガートココア』のことを伝えるために、実店舗を作りたいと思っていたんです。
私がタイのチョコレートに強く惹かれたのは、カフェでチョコレートをお菓子やドリンクなど、いろいろな形で楽しめたのも大きな理由でした。なので、日本でもそうしたものを提供するために、お店があるといいな、と。

あとは、現地の『ガートココア』でイベントに参加させてもらったことも影響しています。タイのお店に、フランスから来た人、中国から来た人、韓国から来た人、いろんな国の人たちが集まっていたんです。
学生時代にビーントゥーバー*1チョコレートに出会ったときから、チョコレートの背景に必ずどこか別の国の人や文化が存在していることを感じていました。そして、好きな国・タイでビーントゥーバーのメーカーを探して見つけた『ガートココア』でのイベントで、チョコレートを通して世界の人とつながる楽しさを強く実感できたんです。
*1)ビーントゥーバー:カカオ豆からチョコレートが出来上がるまでの工程を、ひとつのメーカーや作り手が一貫して行う製法
なのでこのお店では、スイーツやドリンクを味わってもらうのはもちろんですが、私がタイで感じたような、チョコレートで世界とつながる楽しさも伝えたいと考えています。『ビーントゥーバーチョコレートメーカー』というと少しかたい印象になりやすいですが、クッキーやドリンクなどさまざまな形でカジュアルに、身近な存在として楽しんでもらえたらと思っています。

もともとチョコレートもタイも好きで、はじめてタイの『ガートココア』に行ったときに出会った言葉は、今も記憶に残っています。タイで弁護士からチョコレートの世界に転身したオーナーの2人の“挑戦し続ければ、できないことなんてない”というパッションに日々影響を受けています。
今もタイと日本を行き来する日々ですが、大変だと感じたことはないんですよね。自分のテーマとしても『チョコレートを通して世界とつながる』というのがあるので、チョコレートを通してタイとかかわりを持てるのがモチベーションになっています。“タイに行けるなら頑張れる!”みたいな感じです(笑)」