「ねんきん定期便」に将来の年金額は「月11万」とありました。このままだと「老後破産」してしまうのでしょうか…?

将来の年金が月11万だと老後破産してしまうのか

ねんきん定期便に表示される将来の年金が月11万円だと、生活は難しいといえます。なぜなら、65歳以上で賃貸1人暮らしだと、月14万円程度は最低でも必要だからです。

 

一方、年齢が若いと、払ってきた保険料が少ないため定期便に表示される将来の年金額も少なくなります。多くの年金をもらうには、現役時代に保険料をできるだけ納めたり、働き続けたりする必要があります。

 

また、将来に向けて貯蓄やiDeCo、NISAなどを利用して老後の資金不足に備えておくことも必要です。特にiDeCoは、掛金が全額所得控除されるため、所得税や住民税が軽減されます。例として、毎月の掛金が1万円で所得税と住民税が10%のケースだと年間2万4000円軽減されます。なお、iDeCoは、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度を指します。

 

また、NISAは、少額からの投資を行う方へ向けた非課税制度です。具体的には、NISA口座内で、一定金額の範囲内で購入した金融商品からの利益が非課税になります。

 

将来の年金が月11万だと生活は厳しい

 

ねんきん定期便に将来の年金が月11万円と書いてあった場合、今のままだと老後の生活は厳しいといえます。

 

ただし、今から老後に向けてできる対策を行うことで、もらえる年金を増やすことは可能です。iDeCoやNISAなどの投資を積極的に利用したり、コツコツ貯蓄を行ったりしましょう。また、現役時代にできるだけ保険料を納めておくことも大切です。

 

出典

日本年金機構 大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています

総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)総世帯及び単身世帯の家計収支

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

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