年収560万で来年「定年」を迎えます。今後は「再就職」と「再雇用」どちらが良いでしょうか?

再雇用のメリットとデメリット

 

再雇用の代表的なメリットとデメリットを以下に説明します。

 

・メリット

人間関係が維持されて、慣れ親しんだ社風や企業文化のもとで働けます。勤務地も同じであるため、通勤経路や生活圏も基本的には変わりません。以前の働き方やライフスタイルを継続させたい場合、これらは選択における重要なポイントになります。また、定年退職後に就職活動の期間が一切必要なく、収入が途切れないことも魅力的なメリットです。

 

・デメリット

一般的に、定年前よりも給与はダウンしてしまいます。厚生労働省の「高年齢者雇用の現状等について」という資料によると、61歳の賃金水準は60歳直前の8割ほどに下がっています。また、正社員として雇ってもらえず、嘱託社員やパートとして採用されるケースもあります。役職が変わって権限を失うなど、業務上のストレスが生じるリスクにも注意しなければなりません。

 

実情を踏まえて自分に合った選択をしよう!

再就職と再雇用のどちらでも定年退職後に仕事が継続できます。しかし、さまざま点で違いがあるため、どちらが自分に適しているのか検討しなければなりません。メリットばかり気にしていると、仕事探しの難航や給与のダウンなど、予期せぬ事態に悩まされる可能性があります。そのようなリスクを回避するためにも、両者の特徴を理解して自分にとって最適と思えるほうを選びましょう。

 

出典

厚生労働省 高年齢者雇用安定法改正の概要

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

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